家の価格のこと②
こんにちは。和田浩志です。
前回の続きで、私どもがどうやってコスパの高い家を建てているのか、というお話です。
今回は、【どんぶり勘定】ではなく細かく分析するというお話です。
例えば、押入れの棚を造るとします。
大工さんが作業をスタートし完了するまでを、ストップウォッチで計測します。これが仮に4時間30分だったとします。
1日8時間を100とすれば、0.5625日です。使用したのは材木とベニヤ板で6,240円だとしたら棚一ヶ所あたりの金額が出るわけです。
つまり、押入れ棚が二つに増えた場合でも、その作業代と材料代が追加になるだけですから、追加変更しても、合理的に説明出来る見積りが可能となるわけです。これは、誰が見積もっても同じになります。
さらに、押入れの床貼りの分析をします。
大工さんが作業にかける時間が、本当に合理的なのかどうかを見直すのです。
押入れの中の床を見てみてください。おそらくベニヤ板が張ってあると思います。
部屋はフローリングなのに、押入れの中はベニヤの場合が多いと思います。
ここに注目して、押し入れの床もベニヤ板からフローリング材を使えば、いっぺんに貼れるのでわざわざ別の材料でつくる作業手間代が減るでしょう。
この作業量が減った分と、ベニヤ板より高価なフローリングを使うことで増えた費用分を天秤にかけるのです。
この場合、フローリングの方が安くなるのです。技術的に品質と耐久性を維持しながら分析するのが前提なのです。
どうでしょうか?
ここで紹介したのは一例で、標準的な家を最初から最後まで造っていこうとすると、項目数は一万以上に及びます。
こうして、ひとつひとつの分析が大きなコストダウンにつながり、天然素材と無垢の家が2,000万円で実現するのです。
今後も皆さんに役立つノウハウをこのブログで書いていきたいと思います。
土岐市で、天然素材と無垢をふんだんに使いコスパの高い家を創る工務店(ハウスメーカー)
ワダハウジング 和田製材株式会社
和田浩志
