左官の壁
随分と前になりますが、左官(モルタル外壁)の視察に行って来ました。
施工中の物件と完成物件を3件ほど廻ってきたのですが、いいですね~。
職人さんが施工している写真です。
モルタル外壁は、全国的にみても東海エリアでは非常に少ないのが現状です。
モルタル外壁の歴史は古く、明治初期の頃からあったそうです。
モルタル外壁のメリットといいますと・・・
・モルタルが漏水防止になる。
・耐火性能がある。
・既製品では表現しずらい意匠を再現できる。
・ランニングコスト(メンテナンス)が容易。
・柔らかい自然な風合いに仕上がる。
などなど、いろいろあります。
しかし、デメリットもありまして・・・
・建物が重くなり地震に不利。
・外壁が割れる。ひびが入る。
・施工コストがかかる。
・色あせ、水垢がつきやすい。
などなど、いい事ばかりではありません。
なかなか採用しようと思ってもデメリットが気になり採用まで到りませんでした。
そんな時に、新しいモルタル外壁(デメリットが解消された素材)を見つけまして、視察に行ってきたのです。
やはり風合いはいいですね。柔らかな感じもいいですし。
完成後1~2年の現場も見てきたのですが、(撮影は出来ませんでした・・)壁の割れやひびもなく、色あせや水垢もついていませんでした。
モルタルも新たに調合した軽量モルタルで、地震に対する建物の軽量化も出来そう。
コストもソコソコ。
NEWモデルで採用しようと検討中です。
地域に根ざして営んできた材木屋
ワダハウジング和田製材株式会社
纐纈和正
