木の話③
木の話の3回目です。
今回は「無垢の木」の視覚効果について書きます。
無垢の木を使った家具などは、歳月を重ねるほどに趣のある「あめ色」に変化をします。
温かみが生まれてくるのは、天然木ならではの特性です。
木が人に安らぎや温もりを与えるのは、ゆらぎを刻む木目とともに、こうした色合いも影響しています。
いかにコンピューターが進化しても、つくりあげるのが困難です。
微妙な色調とコントラストは、まさに自然界だからこその傑作です。
言葉でいろいろ書きましたが、分かりにくいので写真を載せます。
3~5年ぐらいで色が変化します。
無垢の木を使用していると、扉なども色が変化します。
これを私たちは「経年美化」と呼んだりします。
完成した時から劣化がはじまってしまう工業製品とは違うところです。
時が経つに連れて「あめ色」へと変化しながら「温かみ」を増し、「和み」の印象へと変わる。
無垢木にはそんな「経年美化」も魅力の一つです。
地域に根ざして営んできた材木屋
ワダハウジング和田製材株式会社
纐纈和正
