木の話⑤
木の話の5回目です。
今回は「無垢の木」の癒し効果について書きます。
スピードと結果が求められるストレス社会が日常になりました。
以前、空前のヒーリングブームが到来していましたが、今も根強いそうです。
都市にいながらにして手軽にリフレッシュできるアロマセラピーなど
“香り”が人に与える影響が科学的に証明されています。
そんな芳香療法の王道といえるのが、
自然の森に身をまかせる「森林浴」
あの独特の香りがリラックスさせてくれるのは、
フィトンチッドと呼ばれる成分のおかげです。
フィトンチッドとは、樹木が空気中に発散する様々な揮発性の香り物質の事。
森林浴でそれを吸うとリラックスできるとされています。
その中で、興味深い実験結果が得られています。
ストレスを感じると高まる「怒り」「緊張」「疲労」「抑鬱」といった感情が
木の香りを感じると減少するそうです。
さらに、「血圧」の低下、「脳」の活動の鎮静化、「作業効率」が上昇するという実験結果も。
人はリラックスしているときにパフォーマンスが向上し、
ストレス状態で低下するという、結果も実証されています。
上の表は、木材の精油とオイゲノール(歯科の消毒に用いる消毒液)の香りでの実験結果です。
木材の精油は、血圧を有意に低下させたり、作業効率も上昇させています。
オイゲノールでは、脈拍数を増加させてドキドキやストレス状態を生じさせたり、
作業効率も低下させています。
無垢の木にはそんな「癒し効果」も魅力の一つです。
地域に根ざして営んできた材木屋
土岐市で無垢の木を使った家を建てるなら
ワダハウジング和田製材株式会社
纐纈和正
