断熱性能を上げる窓③
前回、断熱性能を上げる窓のサッシ部分について説明させて頂きました。
今回は、ガラスの部分についてお伝えします。
ガラスの性能
毎回、同じ事を書きますが、窓の性能を上げるには、
サッシだけでなくガラスの性能も重要です。
昔は「単板ガラス」と呼ばれるガラス1枚が多かったです。
現在は、ガラスを2枚使った複層ガラス(ペアガラス)が主流です。
さらには、ガラスを3枚使ったトリプルガラスなんていうのもあります。
そして、複層ガラス(ペアガラス)のガラスとガラスの間には、
乾燥した空気が入っている事が多いですが、
断熱性能が高い、アルゴンガスやクリプトンガスが入ったガラスもあります。
今では、新築の住宅で単板ガラスを使う事はほぼ無いと思います。
基本は複層ガラス(ペアガラス)で寒い地域などでは、
ガス入りの複層ガラス(ペアガラス)やトリプルガラスを使うことが多いです。
しかし、トリプルガラスは、ガラスが3枚あるので重いので、
子供やお年を召した方は開け閉めが困難な事があります。
窓のメーカーも工夫して、軽くしてはいるようですが・・・
ちなみに、ガス入りの複層ガラス(ペアガラス)は重さに影響はありません。
その他では、Low-eガラスと言われるガラスが普及しています。
Low-eガラスとは、ガラスに特殊金属膜を設けてあり、
金属膜の位置や色により、断熱性能や遮熱性能が大きく向上します。
Low-eガラスは、緑や茶色などの色がガラスに付いているように見える物もあります。
この当りの事は、以前ブログにも書いています。
↑ココをクリック!
最低でもLow-eガラスは必ず使用した方が良いと思います。
メーカーの実験装置を見学に行ったことがあります。
その実験装置は、単板ガラスと複層ガラス(ペアガラス)とLow-e複層ガラスに、
白熱電球をあて、温度をはかる装置です。
白熱電球は、ものすごく熱くなるので、素手で触れないです。
単板ガラスでは、熱くてガラスが触れませんでした。
複層ガラス(ペアガラス)は、なんとか触る事が出来たのですが熱い。
Low-e複層ガラスでは、普通に触る事ができ、あたたかいと感じました。
こんな経験からも、Low-e複層ガラスを必須にしています。
瑞浪市で夏涼しく冬暖かい新築注文住宅を建てるなら
ワダハウジング和田製材株式会社
纐纈和正
