イームズ・イームズ・イームズ⑧
「イームズ・イームズ・イームズ」
第8回目そして、年内最後もリノベーション的な作品を紹介します。
ドラフティング・チェア
イームズのオフィスで最初に使用されたプラスチックチェアの形です。
この椅子を発表する20年も前に、この形が出来ていました。
ドラフティングとは製図用という意味で、機能としては座面の高さ、回転、移動、足をのせるだけが特殊部分で、それ以外は特に目新しい部分はありません。
ただ、脚部の構造と高さが違うだけですが、結構印象が変わります。
2ピース・プラスチックチェア
古い骨組みに新しい皮を着せ替えたチェア。
座面と背もたれはプラスチックで造られており、フレームの荷重を和らげるショックマウントと呼ばれる部分も座面や背もたれと一体成形されています。
これは、当時の最先端技術で、工程を簡略化し生産効率をあげ、価格を抑える事に成功した作品。
ルースクッション・アームチェア
成形技術が発達した事により、アームチェアの組み立てが変わったといわれています。
形状はプラスチックアームチェアとほとんど同じなのですが、より成形しやすいポリエステルを素材に使用している事が特徴です。
脚部にはエグゼクティブチェアのものが用いられ、リクライニング機能も備えています。
新しい技術が生まれ、工程が簡略化されたことで可能となった作品です。
チーク&レザーソファ
チャールズ・イームズの置き土産と言われています。
ようするに、イームズオフィス最後の家具と言う事です。
この形は、製作の17年前に試作品が出来ていたが、なぜか放置されていました。
ソファコンパクトや3473ソファのフォルムに付与されて、完成度が高まったと言われています。
以上で年内最後のイームズ・イームズ・イームズになります。
年内最後という事で、椅子の紹介はここまで!
来年からのイームズ・イームズ・イームズは椅子以外の家具を紹介していきたいと思います。
来年もよろしくお願いします。
材木屋ならではの家づくり
土岐市・多治見市・瑞浪市での一戸建て注文住宅
ワダハウジング 和田製材株式会社
纐纈和正
