セカンドオピニオン②
セカンドオピニオンとは、
「より良い決定をするために、
もう一人の人から聴取する意見(大辞泉)」という意味です。
先週も書いたのですが、
今週は建物について書きます。
まず、住宅には
『住宅の品質確保の促進等に関する法律』
なんていうものがあります。
その中の「第94条」に(ちょっと省略して書きます)
『注文者に引き渡した時から10年間、
住宅の構造耐力上主要な部分又は
雨水の侵入を防止する部分の瑕疵について
担保の責任を負う』というのがあります。
簡単に説明しますと、
「建物をお引き渡しをしてから10年間、
骨組みに以上があったり、
雨漏れしてしまったら、
10年間無償で修理しなさい」といった感じです。
そこで私達は、直す費用を積立するか、
保険をかけるかどちらかをしないといけません。
私達は、積立するような費用がないので、
保険をかけています。
保険をかけると保険元から検査があります。
1回目は基礎の鉄筋時
2回目は建物の骨組みと屋根
と、2回の検査に合格すると保険をかけることが出来ます。
ここまでは他の工務店も同じです。
ここで、一つ疑問が生じます。
基礎や骨組みはちゃんと検査されているのですが、
雨漏れ防止の検査が屋根しかないのです。
実は、雨漏れは外壁の部分の方が多かったりするんです。
それはなぜでしょう?
答えは簡単です。外壁には沢山の穴が開いているからです。
穴と言っても本当に穴が開いているわけではありません。
ここでいう穴とは「窓」や「換気扇」などの事をです。
このような部分が外壁には沢山あります。
そこから、雨水が浸入しやすいのです。
その雨水が浸入しやすい部分の検査を、
自主検査だけでいいものかな?と疑問に感じてしまいます。
そこで、私達はここに「セカンドオピニオン」として
弊社負担で外壁の防水紙の検査を別途行っています。
こんな検査です。
写真の白い紙(防水紙)はとても重要な紙で、
雨水の侵入を防止してくれるのです。
ただ、施工を間違えては意味がありませんので、
検査をしてもらいます。
これで、雨水の侵入がかなり防げます。
皆様の大切な、
家ですので念には念をいれています。
岐阜県土岐市
ワダハウジング和田製材株式会社
纐纈和正
