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設計基準

  • 2013年10月28日
  • スタッフブログ

建築には設計基準というものがあります。

設計基準と言ってもメーカーや工務店ごとにイロイロ違うと思います。
その中で代表的なものが「建築基準法」という法律だと思います。
これは、日本で建築する人誰もが守らなければ建築する事が出来ません。

それ以外に自社で独自に基準を設けているメーカーや

工務店もあると思います。
建築基準法に適合しているだけでは、地震や台風に強い家は出来ません。
建築基準法とは、設計者や建築者が守らなければいけない最低限の基準と考えてもらった方がいいと思います。
構造的な部分に関してだけで言えば
「建築基準法に適合しているから大丈夫ですよ」とは言えません。

そこで、建築基準法以外にも設計基準を設けます。

弊社の場合ですと
①『柱の直下率60%以上』
②『耐力壁の直下率60%以上』
③『建物の偏心率15%以下』
④『兵庫県基準に適合』
⑤『耐震等級最低2以上』
大きく分けて5つあります。
細かくするともっと沢山ありますが、ここでは省略します。

では内容を説明すると
①柱の直下率60%以上とは、2階の柱の下に1階の柱がくる割合を60%以上にすると言った事です。住宅で不具合の起きた事例を調べた結果、50%以下の直下率の悪い間取りで事故率が高いという結果に基づいています。
直下率が悪いと、2階の床を支えている梁に大きな力がかかります。その為、床がたわむなどの不具合が発生する可能性が高くなる訳です。

2013102801

②耐力壁の直下率60%以上についても①同じ考え方です。
(耐力壁とは地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力をもつ壁のこと)

2013102802

③建物の偏心率15%以下というのは、まず偏心の説明からします。
偏心とは重心と剛心のズレの事いい、偏芯が大きすぎると建物はねじれるようにして壊れる可能性があります。偏心は少ない方が建物は強くなります。
重心とは建物の重さの中心。
剛心とは建物の強さの中心で、壁の配置の偏りで決まります。

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建築基準法では木造住宅の場合、偏心率30%以下というのがありますが、鉄骨造やコンクリート造では15%以下となっています。木造だけ30%というのは基準が緩いなという事で、弊社では15%以下としています。

④兵庫県基準に適合とは、大地震を経験したことで建築基準法以外に独自に高耐震基準を設けています。都道府県独自の基準では一番厳しい基準となっているので、この基準に適合することとしています。

⑤耐震等級2以上とは、住宅の品質確保の促進等に関する法律の中で、住宅性能表示制度および耐震診断により、建物がどの程度の地震に耐えられるかを示す等級があり、1~3の3段階となっています。
耐震等級1とは数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しない。
(建築基準法に定める対策がなされている。)
耐震等級2とは数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しない。
(建築基準法の1.25倍の対策がなされている。)
耐震等級3とは数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しない。
(建築基準法の1.5倍の対策がなされている。)
大まかに説明するとこのような感じです。(本当はもっと詳しく基準があります)
3が理想ですが、間取りや要望によっては確保出来ない場合もあります。それでも2は確保するというのが弊社の設計基準となります。

以上大きく分けて5つの事が、弊社の設計基準となっています。

 

 

岐阜県土岐市
ワダハウジング和田製材株式会社
纐纈和正