風が通りやすい家づくりをするなら、窓の配置や箇所数に工夫が必要です。
こんにちは、管理課の篭橋です。
昔から日本の家は、暑い夏を乗り切る為に様々な工夫をしてきました。
障子で仕切る形をみても日本の家は、夏の暑さを乗り切る為にいかに工夫して家づくりをしているのかわかりますね。
エアコンがなかった時代、暑さを乗り切るため、家に“風”を取り入れていました。
風は流れるものなので、窓を1箇所だけ開けても風の流れは出来ません。
風の通りをよくするためには、窓は最低でも2箇所開けるといいです。
・窓の位置を対面または対角になるように開けると大きな風の流れができます。
・窓の開け方にも工夫が必要です。
風の入ってくる窓を小さく、風の出る窓を大きく開けると室内の汚れた空気を屋外に効率よく排出することができます。
・窓の位置に高低差をつけると、上下の流れが出来て風の流れがよくなります。
風は、涼しさを感じることが出来ます。
他にも室内の湿度を調節しカビやダニを防いだり、汚れた空気を外に出し親切な空気を取り入れるなど大切な役割をしています。
ちなみに他にも涼しさを感じるひと工夫として
「部屋に寒色のインテリアを取り入れる。」
カーテンや枕カバーなど、インテリアに青色をとりいれましょう。
見た目で涼しく感じるだけではなく、精神を落ち着かせ、リラックスさせる効果も期待できます。
また、青色には血圧や脈拍数を下げるなど神経系の鎮静効果も。
不眠症の治療などでも使用されているそうです。
「寝具に麻を使う。」
麻は、 万葉の人々は栽培の様子を歌に詠みが記録にあるぐらい昔から日本人に親しまれてきたました。
通気性や吸水性にすぐれているので汗をかく夏場にぴったりな素材です。
シーツやパジャマなど麻のものにすると涼しく眠れます。
環境にも自分にも優しく、涼しく過ごす工夫をしてみましょう。
特に5月と10月はとても心地よい風です。
ただし、雨が降った時や湿気が多い時期の窓開けは止めてください。
湿気を室内に取り込んでしまう事になるので、カビが発生します。
又、風は予測が難しくいつふくのか分かりません。
エアコンも上手に使う必要があります。
それでも5月と10月の風はとても心地よいので、是非とも風通りがよい家づくりをしてくださいね。
ワダハウジング和田製材株式会社
篭橋和子