2026.02.12
凍結防止対策!浴槽の残り湯を抜かないで!!
朝晩が冷えこんでくる1月・2月。
心配になるのが凍結による水道管の破裂。
毎年、この時期にお風呂の湯張りが出来ない等の困りごとが起きています。

暖かいお風呂に入れない!
どうしよう?
困りますね。

凍結防止対策が自分で出来れば、困りごとの解決になると思います。
ご自身で簡単に出来る、凍結防止対策

1.なぜ湯張りが出来ないのか?
主な原因は、循環パイプの滞留水(残っている水)が凍結するからです。
浴槽につながっている循環パイプは垂れ下がっており、完全にその内部の水が排水されない場合に、その滞留水(残っている水)が凍結します。
水分が凍結すると、おおよそ9~10%体積が膨張します。
その膨張力で管を内側から押すことで、水道管が破裂をします。

水道管が破裂し、そこから水が漏れてしまうので、湯張りが出来なくなります。
2.お風呂の浴槽に追い炊き機能がある場合の凍結防止対策
冬の時期に、凍結の注意報が出るような特別寒い日は、お風呂使用後の浴槽のお湯は全部抜かないようにしてください。
その際に、浴槽の循環金具(循環口)上端より5cm上になるまでお湯を調整してください。

なぜ5cm上までお湯を残す必要があるのか?
最近のガス給湯器やエコキュート等の給湯機器は、機器周辺の気温がおおよそ3℃~5℃以下になると「自動ポンプ運転」と「電熱ヒーター」が作動します。
正確には、おおよそ5℃以下でお風呂の残り湯を循環させる「自動ポンプ運転」が働き、おおよそ3℃以下になると「電熱ヒーター」が作動して給湯器内の凍結防止を行います。

特に「自動ポンプ運転」は、浴槽の循環金具(循環口)の上端より5cm以上のお湯もしくは水がないと自動で運転しません。
「自動ポンプ運転」はお風呂の追い炊きをする際に使用をするものと同じです。
追い炊き配管の凍結を防止する為に、残り湯を循環させて自動で排水をさせて、水を動かします。
川が凍結しないのは、水が常に流れているため、表面が冷えてもすぐに下側の少し暖かい水と混ざることで、水全体が凍結温度にならないからです。

水を動かすことで、川と同じような効果になります。
さらには、水が動くことによる摩擦熱も加わり凍結防止に役立ちます。
したがって、水がないと循環が出来ないため、浴槽に水や残り湯を残しておく必要があります。
※まれに分電盤のブレーカーを落として就寝する方がみえます。
ブレーカーを落とすと給湯器の凍結防止機能が停止してしまうので、冬はブレーカーを落とさないようにしてください。

※給湯器によっては「自動ポンプ運転」機能が付いていない場合もあります。
追い炊き機能がない場合などは「自動ポンプ運転」機能が付いていないことが多いです。
お使いの給湯器の取扱説明書にてご確認ください。
3.お風呂の浴槽に追い炊き機能が付いていない場合の凍結防止対策
冬に凍結防止の注意報が出るような寒い日、天気予報の気温をみて2℃を下回る予報が出ている場合は、水道管の凍結防止をしてください。
具体的な方法
- 「室内の蛇口を開けて水を少量出す」
- 「水道管内の水をすべて抜く」

水道管が凍結する目安温度は「氷点下4℃以下」と言われていますが、風が強い日などは0℃近くでも凍結する可能性があります。
なので2℃ぐらいを目安にするとよいと思います。
なぜ水を少量出しておくことや水抜きが凍結防止につながるか?
「室内の蛇口を開けて水を少量出す」のは「自動ポンプ運転」機能のところでも書きましたが、水を動かすことで川と同じ効果や水と水の摩擦熱で凍結防止につながります。

「水道管内の水をすべて抜く」はもっと単純で凍結の元となる水をなくすだけです。
水抜きの仕方
- 水道の元栓を閉める(水道メーターのバルブ)
- 蛇口を開け(キッチン・洗面・洗濯の給水・浴室・トイレタンク・外水道など全て)水を出す
- 水が出なくなったら蛇口を閉める

※洗濯の給水は洗濯機のホースを外してから行ってください。
ホースを外すと残り水が出てくることもあるのでご注意ください。
※給湯器(ガス給湯器、ボイラー、エコキュート、電気温水器等)や、トイレのウォシュレットの主電源はきらないでください。
水道を使用する場合
すべての蛇口が閉まっていることを確認してから元栓(水道メーターのバルブ)を開けてください。
蛇口が開いたままだと水漏れする場合があります。

以上がご自身で簡単に出来る凍結防止対策になります。
上記の凍結防止対策以外に、外の給水管に凍結防止用のヒーター(電熱線)を巻いたり、保温テープを巻く方法もあります。

その際はプロに頼んでください。
器用な方なら隙間なく出来ると思いますが、一歩間違うと効果が得られないこともあります。
