2025.11.18
リフォームって?
リフォーム、リノベーションはいずれも住宅や建物の改修や模様替えに関わる言葉ですが、それぞれ意味や規模、目的が異なります。
ここでは、リフォームについて触れていきます。
リフォームとは?
古くなったり故障したりした建物や機器の修繕や補修をし、状態を元通りきれいな状態にする工事のことを言います。
リフォームの特徴
現状を元のようにすることが目的となるので、 部分的な改修工事がメインになります。
間取りや構造の変更は、ほぼ行いません。
例を挙げると 壁紙の張り替え、水回りの設備の交換、畳の交換など、特定の箇所のみを対象とする場合がほとんどです。


◎メリット
- 工事期間も短く、 数日~数週間程度で完了します。
- 費用が抑えられる
× デメリット
- 使い勝手がよくないなどの不満は解消されません。
- 部品などの廃番により修理ができず、交換となることがあります。
リフォームを行うきっかけと内容
リフォームをする目的として多いのは
①設備の故障や不具合の解消
実際に故障してから連絡をいただくことがほとんどですが、すぐには対応できないことがほとんどです。交換までに時間を要することがあります。
・キッチン、バス、トイレなどの設備交換
・段差を無くして危険個所を減らすバリアフリー化
②老朽化や損傷した部分の修復
すぐに対応しなくても問題ないが、そろそろ変えた方が良さそうだからと言われます。
・壁紙(クロス)の張り替え
・建具のレールやハンドル交換
・床材の交換
・建具本体の交換
・障子の張り替え
③現状の機能を維持させるための修繕
早めに対応をしないと劣化や損傷がひどくなったり、ほかの部位まで痛めてしまうことも。
・外壁の塗り替え・バルコニー防水の塗り替えは行わないと壁や柱の中に水気が入ってしまいカビや腐るなどし、構造が弱くなる原因となります。
・建具がガタガタ鳴り出した時は、早めに対処すると戸車の交換や清掃だけで済むことがあります。
・デッキの塗り替え
・水道の増設
・コンセントの増設
上記の3点がほぼ占めています。
リフォームとリノベーションと迷ったら?
リフォームとリノベーションのどちらを選ぶかは、次の点を考慮して決めると良いと思います。
リフォームをお勧めするのは次のような方です。
①現在の家のどこがどのように不満なのか、どこを直したいのかを具体的に把握する。
キッチンの設備が古くなってきて、何となく調子が悪いから交換したい
外壁の塗り替えをそろそろ行いたい
②どんな生活がしたいのか、どんな空間が理想なのかを明確にする。
お金をかけて直すような不便や問題を感じないから壊れたら直すくらいでいい
③将来的に売却を考えているのか、長く住み続けるのか考慮する。
自分たちだけが住むだけだから、最低限の修理を行うだけでいい
④どれくらいの費用をかけられるかを考える。
必要最低限に抑えておきたい
間取りやデザインを大きく変えるなど、今のライフスタイルに合わせた空間を作りたいのであればリノベーションがおススメです。
まとめ
現在の状態を維持したい。壊れたところだけ直す・取り換えればそれでいいと考えている。
使用年数が経過すると、部品交換ができず、本体の取替えになることがございます。
リフォーム工事は設備機器を扱っている会社にお願いすると対応が早く値段が抑えられることがございます。