造作工事が始まると沢山の材料が入り、住宅を造り上げて行きます。

造作工事は、住宅を造る中で一番、作業の範囲が広い工事になります。

おもに、下地や床・壁や天井・棚などを、造り付ける工事の事を言います。

今日は、その中から床の工事を紹介します。

床工事は、上棟前に床下地の養生で、貼っていたフィルムを剥して、工事が始まります。

床板の幅に合わせて割り付けを行い、取り付ける基準の線を下地の剛床板に出していきます。

割り付け完了後は、玄関の框などを取り付けて、住宅の端から順番に床材を並べて止めて行きます。

床板には、サネと言う凹凸が角に有り、そこを噛み合わせる様に、並べて止めて行きます。


床板を止める時は、板の隙間にスペーサーを挟みます。

季節ごとの湿気の量に合わせて、0.5ミリから1ミリほどの隙間を調整しながら床を止めて行きます。

この時、硬化後に少し柔らかさを維持するボンドを、床の裏面に塗り、凸側に40㎝間隔ほどで(ネイル)細い釘を打ち付けて、床板を固定して行きます。


順番に並べて止め付けて行くのですが、途中で柱などに当たる所もあります。

その時は、壁に貼るボードの下に隠れる範囲で、4ミリ~7ミリほど、柱と隙間を開ける様に床材を切り取ります。

これは、湿気の多い時期に、柱と床が伸縮して大きくなった時、材料同士で押し合う事を防ぐ為にもなります。


木も、つかず離れずのギスギスしない様な、適切な距離関係が必要になって来ます。

床板は新築住宅の仕様や部屋の用途により、種類が変わります。


今回は、主な部屋を長さ181㎝×幅9㎝の無垢
床を使用して、仕上げています。


床工事が完了するまでに使う無垢床の枚数は、
仮に1階を18坪の広さとして、総2階の建物とすると、合計で600枚ほどの枚数になります。

沢山ある無垢床をコツコツ、一枚ずつ止めていく事で、新築住宅の床は仕上がっていきます。

完了後は養生材を取り付て、汚れや傷などが付かない様にして、次の工事を進めて行きます。

ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢

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