多治見市で住宅に出来る時短を上手く取り入れるワダハウジング
2023.11.20
こんにちは。
インテリアコーディネーターの西山でございます。
TVで海外の郊外映像が流れていました。
ご飯を作る為に、火を起こしていました。
そして
「これでも最近、電気が通って楽になったのよ！」
目次
私には無理な生活だ・・・
生まれた時から電気もガスもありましたからね。
最近、「家事の時短」という物をよく見聞きします。
時短というと、なんだか怠けのような気がしませんか？
先ほどの海外の話で私が思った事は、「コンロがある」も時短なんだ！
IHコンロやガスコンロがある事に対して、誰も怠けているなんて言う人はいませんよね？
日本でも100年ほど前は、コンロなんてなかった訳です。
現在の私達にとっては、とても当たり前な物であって、逆になかったら料理をどうやって作ろう？ってなりますよね。
まぁ電子レンジで何とかなりますが・・・
切り替わった頃の方達は、びっくりや感動をしたのでしょうね？
もともとは時短だった事が、いずれ当たり前になっていくと思ったら、時短できる事は取り入れるべき！
という訳で、住宅内で出来る時短をいくつかご紹介したいと思います。
住宅づくりを考えてる方には、おなじみのキーワードですね。
よく家事動線と言われるけど、これは家事に限った事ではないです。
大げさな例を出すと、脱衣所とお風呂が遠いと嫌ですよね？
でも昔の住宅では、そんな事もあります。
これは家事動線も絡んできますが、毎日入るお風呂。
服を脱いでローカを通って・・・
嫌ですね。
お風呂の出入口に面している所が脱衣室。
脱衣するなら洗濯機があると便利ですよね。
洗濯する前に、部分的に手洗いする事もあるから、隣に洗面台あると便利。
お風呂出たら、すぐ髪も乾かしたいし洗面台。
という訳でよくある間取りが出来上がります。
最近、家事動線でよく言われる洗濯の事。
洗濯機から干す場所が近く、取り込んだらすぐに片づけられるように、近くにクローゼットを作る。
素敵ですよね。
でも難点があります。
これをすると、多くの場合1階に配置したい部屋が多すぎるという問題が出て来ます。
以前、住宅紹介のTVでバルコニーに干すので、洗濯機は2階というのを見ました。
お風呂は1階です。
乾いた状態（洗う前）に2階に持っていく方が楽か・・・
しかも各部屋にクローゼットがあるなら、片付けも近い。
極端な例かもしれませんが、皆様それぞれに習慣があり、SNSで書いてあったから真似する。
ではなく、自分はいつもこう動いてて、それが楽だから取り入れるや大変だからこう変えたいとしていただけたらと思います。
なぜこんな事を書いたかと言いますと・・・
自宅は、洗濯機が1階にあり、干す場所は2階バルコニー。
洗濯機から取り出しながら、ハンガーに掛けたりタオルなどを掛けやすい状態にして持って行っています。
みんなこうしてるだろうと思っていたのですが、お伺いするとそれぞれに違う事に気が付きました。
これだけでも、私の場合だったら洗濯機の近くに一時的に掛けれる場所が欲しい。
全てをカゴに入れて、干す場所で掛けながらでしたら、ハンガーなどが干す場所にあった方が楽ですよね。
ずいぶん間取りも変わってきます。
間取りを作るという段階になる前のオススメ。
ぜひ、家族の動きを確認し、家族でお話合いをしてください。
洗濯に関してもですが、その他の行動もです。
起床から職場や学校に行く前の行動や帰宅後リビングなどでくつろぐまでの間などなど。
それを間取りに落とし込むと家族も楽になり、もちろん時短にも繋がります。
これを何かに書き出しておくと整理しやすいです。
でもですね・・・
たぶん矛盾が出てくると思います。
項目が多くなればなる程です。
その場合は優先順位が高い順番を付けてください。
これは永遠のテーマかもしれませんね。
住まう中で、多くの方が悩まれる事の一つが「収納」ではないでしょうか？
SNSで見たような、おしゃれ空間にしたい！
と思いながら、周りを振り返るとなんだか雑然としている・・・
なぜ？
もう諦めよう・・・なんて思ってませんか？
大きく2つほ方法があると思います。
1つ目は、断捨離
まぁそうなのですが、今回はあまり触れないように・・・
2つ目、新築住宅にする！
と言っても簡単にはいかないので、模様替えやリフォームを含むと思ってください。
模様替えでは、ちょっと限界があります。
でも新築の住宅なら自由が利きます。
何となく収納いっぱい作りました！ではもったいない気がします。
じゃどうやって作るのがいいのか？
ヒントになりそうな事をお伝えしたいと思います。
一番整然とする方法は、とにかく隠す！
収納に出入口とお揃い、もしくは目立たない色の扉がついているといいですね。
中がごちゃっとしていても、扉を閉めてしまえば問題なし！
でもここで問題
取り出しにくいと、段々と片付けなくなるのです・・・
その片付けない物をどうするか？
ちょっと隅の方に床置き
・・・もう危険なカオリしかしない
その床置きが広がり収納の扉の前に置く
扉開かない・・・
中の収納は、余裕があるのに散らかってる・・・の出来上がり
何がダメだったか？
扉がある事かもしれません。
でも見せる収納は、結構ハードルが高い・・・
どちらにしても一番は、「取り出しづらい＆片付けづらい」が原因だと思ってます。
ユニバーサルデザインという言葉を耳にしたことは、あると思います。
一番わかりやすい例は、出入口の扉（玄関も含む）の取っ手ではないでしょうか？
昔は握り玉と呼ばれるタイプばかりでした。
握力が低下した場合に開けるのに苦労するのです。
現在はレバーハンドルと呼ばれる物が主流です。
こちらは、肘とかでも開けれますからね。
なぜこんな事を書いたかというと、収納にも役立つのではないか？と思ったからです。
「誰もがわかりやすく」これがテーマです。
とある公共の場での照明計画の概要を見ました。
そこにあったのが、誰にでもわかりやすく動線をあかりが導くという物でした。
先日、とある展覧会に行った時、床に順路の矢印がありました。
1ヶ所わかりにくい場所があったのですが、床の矢印がない事に気が付き引き返し、無事すべて見る事が出来ました。
展覧会は期間限定ですし、展示内容によっては順路も変わってくるので、矢印を貼るという事になるのですが、同じ事ですね。
これも収納に当てはまるのではないか？と思いました。
誰もがどこにあるかが一目瞭然で取り出しやすい。
これが出来れば、おのずと片付けやすいに繋がる。
各々が、片付けていけば、散らかりも最小で済みます。
では、具体的にどうすれば、誰もがわかりやすいのか？
・アクション数を減らす
アクションとは動き。つまりその物を手に取るまでに何工程あるか？です。
例えば、
①収納の扉開ける
②カゴを引き出す
③その中にある箱を取り出す
④その箱の中にある
あー！めんどくさい！となる訳です。
せめて②のカゴに直接入っていて欲しいですね。
しかも片付けるのも同じ工程が必要となります。
・取り出しやすい場所を見極める
その人の目の高さが一番出し入れをする物がおすすめです。
そして、手を頑張らずに伸ばした所から、しゃがまずに手が届く範囲が取り出しやすい場所と言われています。
なので、お子様のおもちゃは下段でもいいのです。
この取り出しやすい場所をゴールデンゾーンなんて表現する事があります。
重さや大きさも考慮しなくてはいけませんが、よく使う物をこのゾーンに持っていけるようにしましょう。
・使用する近くに収納する
遠くに片付けてあると、前に書いた動線にもつながりますが、間違いなく面倒だと思います。
アクション数にも類似してしまいますが、歩く歩数も動作の一部です。
なんとなく種類別に分けたくなりますよね。
最近よくある事例で、玄関付近にコート掛けのご要望があります。
種類別となると、部屋のクローゼットに片付けです。
でもコートは、部屋の中で着る事がないですし、部屋の中に花粉を持ち込まない対策にも効果的です。
これも近くに収納するの一環だと思います。
こんな事を考慮しながら、収納のある場所や形を考えていくと使いやすい空間が生まれるのではないかなぁと思っています。
とあるTVで乾いた洗濯物の後が面倒だから考えたという物を見て感心した事があります。
それは、畳まない！
○○ちゃんの靴下という箱に、その子の靴下をとにかく入れる。
畳むと使う順番を考慮して後ろに入れたいとかしていると、だんだん面倒になってきますよね。
ついつい同じ物ばっかり使用しそうですが・・・まぁそれもありかなぁ
誰かに見せる所でもないし、自分が使いやすければありだと思いました。
収納棚・・・弊社で主に作る場合は3種類
クローゼットに枕棚と呼ばれる上段の奥行が少なめな棚とハンガーを掛けるパイプ
押入には、枕棚と中段と呼ばれる腰ぐらいの高さの棚
可動棚、棚が好きな位置に動かせる棚
実際使う場合は、ここからカスタマイズしていくのだろうけど、この限りでなくてもいいのかなぁとも思ってます。
一番ベストはサイズを指定して造作していくだと思います。
でも実はこれは費用が・・・では、どうする？
例えばですが、現在使用中のラックが使いやすいとしたら、そのラックが収まる空間を作るでもいいと思うのです。
収納の扉があってさらにラックの引出しとなると面倒だったり、扉に引っかかってしまうなどもあるので、この辺りの考慮も必要です。
また、将来どう使うかわからない場所には、後ほど簡単に付け加えれる物もあります。
LIXILさんのヴィータスパネル
ウッドワンさんのe・ra・boなどがおすすめです。
どちらもですが、収納したい物が決まってから棚などが追加できるからです。
簡単なデスクにもなります。
お子様が学生の時はデスク、その後はたっぷり収納という手もあります。
考えてから作りましょうと言ってますが、人生がどうなるなんてわかりませんからね。
後で変えれるのは有効です。
余談ですが、数年前は自分が在宅勤務をするなんて思ってもなかった。
だから場所がない・・・体勢が悪いから腰もイタイ・・・
こういった収納だったら簡易書斎がつくれるのかなぁなんてオススメしながら思う日々です。
先に難しいと書きましたが・・・
もっと気楽に考えてもらえれば、ハードルも下がるのではないか？と思います。
ポイントは3つ
何が入ってるかわからないほどギューギューでは、見栄えどころではないですからね。
サイズが違っても、お揃いの物なら大丈夫です。
色は統一した方が綺麗ですが、お子様のお部屋は多色使いして楽しい空間にしましょう。
お子様のお部屋もついついシンプルにしがちですが、色のある空間で育つ事も大事という話を聞いた事があります。
1つ目にも似ているのですが、「ザ・収納」ではなく見せ場も作りましょう。
ゴールデンゾーンの話をさせていただきましたが、見せる収納の場合はちょっと違う考え方となります。
一番に目に入ってくる場所を、写真立てや置物にして、やや下から収納にすると収まりが良くなります。
この目に入る場所は、その収納が立っている時に目につくのか？ソファなどに掛けている時に目に入るのか？で見せ場の位置も変更するとよいですね。
動線にもつながりますが、とにかく「使う場所のすぐそばに収納」これを心掛けてください。
歩く歩数を減らすのも時短です。
また取り出しやすさ、片付けやすさも時短ですよ。
パッと浮かぶのは、お掃除ロボットではないでしょうか？
もちろんです。
ただ、これは住宅ができる事ではなく家電ですね・・・
無理やりこじつけるならば、基地の場所です。
普通にあるコンセントに刺してしまうと、大半の場合が上部に無駄な空間が出来ます。
あらかじめ場所を考慮して上部の有効活用をしましょう。
以前お客様から、階段の下にしたいとの要望を受けそのようにした事があります。
ずいぶん経ってから、別のお客様から基地の場所について相談を受けました。
センサーの効きがどんな感じかわからず、調べてみました。
すると、「階段付近の設置は避けてください。」・・・
あっそうなんだ・・・
理由は降りてきた際と出動のタイミングが合ってしまって、見えずに踏んでしまったら大事故になってしまうからです。
言われてみれば・・・ですね。
掃除で手間取るのが水まわりではないでしょうか？
年々、水まわり設備が助けてくれる事が増えていってます。
何がすごいか？
歴史を紐解くと・・・
元々は陶器のお皿などを作っていた。
↓
下水道の整備の為に陶器の下水管
↓
じゃトイレも作ろう
という訳で陶器の技術が豊富なのです。
色々なメーカーさんが汚れに強いや落としやすさを謳ってます。
もちろんTOTOさんもです。
その中でも、コートが焼き付けてあり、コート力が落ちにくいのが特長です。
そして中の管までコートがかかっています。
つまり掃除しにくい場所が汚れにくいのです。
掃除をしやすい！はもう各メーカー謳ってます。
ので、そこは触れず・・・
弊社ではタカラスタンダードさんとTOTOさんからお選びいただきます。
タカラさんといえばホーロー！
お風呂には壁に使用されています。
その為、壁に磁石が付きます。
最近、お風呂はマイナスオプションが多くなっています。
マイナスオプションとは、標準仕様の物を無しにするという事です。
一番多いのが、収納棚です。
隅の方に水が溜まってしまって、カビの原因ですよね。
掃除しにくい・・・
そのイライラの解消が無しにしてしまえ！なのです。
最初お伺いした時は、無くてどうされるのかな？と思ってました。
お伺いすると、磁石で・・・との事でした。
家事楽テクでよく言われる「浮かせる」が可能になる。
しかも簡単に外せ、フラットな状態で掃除が出来る点は便利ですよね。
収納棚は基本外せるのですが、フラットな状態にならないです。
そのちょっとの段差が汚れのたまり場になるのです。
オプションとはなりますが、磁石タイプの収納棚やイス掛けなどもあります。
こちらもどう使用したいか？でカスタマイズしてください。
TOTOさんといえば・・・
ほっカラリ床！
子役さんの可愛い姿が出てきたと思いますが・・・
実はこれだけではないのです。
床ワイパー洗浄なる機能があります。
水でカビの原因となる物を流した上に、きれい除菌水という水道水を電気分解して次亜塩素酸を含む除菌成分のある水を床に吹き付けていく機能です。
このきれい除菌水を使用するとカビが発生しづらくなります。
お風呂以外にも搭載できますので、ご興味がある方はお尋ねください。
しかも音声操作もできますので、さらなる時短になりますよ。
色々書かせて頂きましたが、まだまだ時短が出来る事があると思います。
全てを導入することは難しいと思いますが、自分にあった物を探してくださいね。
皆様が楽に生活が出来る。
何より時間の余裕が出来ると家族のだんらん時間にも当てていただけると思います。
ワダハウジング和田製材株式会社
・インテリアコーディネーター（171085A）
・ライティングコーディネーター（6202090）
・照明コンサルタント（425046-27）
西山志津江
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
どんな家がいいか、お金のこと、土地のことなど、わからないことだらけなのが当たり前です。
みなさん同じです。そういった場合は、まず専門家に聞きましょう。
ご来店またはホームページ、インスタDMなど、
お客様の使いやすい方法でご質問ください。
私たち住まいのプロが、お客様の疑問や不安に正直にお答えいたします。
しつこい営業は致しませんので、その点もご安心ください。
家を考え出す時は、まずは、イメージやデザインから興味を持たれる方が大半です。
しかし、家はイメージだけで決めてはいけません。
健康に快適な毎日を過ごすための確かな品質があってこそのものです。
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