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IOTとAIで暮らしが変わる! スマートホームがもたらす、これからの住宅の新常識

IOTとAIで暮らしが変わる! スマートホームがもたらす、これからの住宅の新常識

IOTとAIで暮らしが変わる! スマートホームがもたらす、これからの住宅の新常識

こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
一級建築士など多数資格を持っています!

日本の住宅設備は、ここ20年ほどのあいだは大きな進化はありませんでした。
急激に進化したなぁと感じたのは、スマートフォンが当たり前になった頃だと思います。

今では、IOT・AIを活用したスマートホームが新たな住宅設備として注目されるようになっています。

多治見市でこれからの住宅スマートホームならワダハウジング

スマートホーム化の利点は、防犯の強化や子ども、高齢者の見守り、再配達問題の解消など多岐に渡ります。
今後は、AIを活用した高度な省エネ効果(エネルギーオートメーション)など、さまざまな生活課題の解決が期待できます。

スマートホーム市場の拡大に伴い、グローバルな規格で注目されているのが標準規格の「Matter」というものです。

Matter

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上記ロゴは、CSA(Connectivity Standards Alliance)が策定したスマートホームのためのIoT共通規格「Matter」のロゴ

Matterは、スマートホーム機器の接続規格で、異なるメーカーのデバイス間でも相互で操作を可能にするものです。

Matterの開発元であるCSA(Connectivity Standards Alliance)には、Google、Apple、Amazonなどの有名なIT企業の他に、美和ロックという鍵や錠前の総合メーカーやLIXIL、YKKapなどの住宅設備や建材製品を扱う企業が参加しています。

今後、家電や住宅設備を問わず、異なるスマートホームのデバイスがつながっていくことになると思います。

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iOSやAndroidOSなど主要なスマートフォンのOSがすでにMatterに標準対応しています。

今までは、エアコンの操作を備え付けのリモコン以外で行うとしたら、エアコンメーカー専用のアプリや汎用アプリ(例えばSwitchBotNature Remoなど)、スマートリモコンアプリ(例えばSwitchBotNature Remoなど)で操作。

照明は、メーカー専用のアプリや汎用アプリ(例えばPhilips Hueなど)、スマートリモコンアプリ(例えばSpace Coreなど)で操作するなど、家電や設備機器によってアプリがバラバラでしたが、Matterなら共通化できるそうです。

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スマートホーム

スマートホームとは、住宅内の照明やエアコン、玄関錠、電動シャッター、インターホン、防犯カメラなどの設備をインターネットでつないで、ハードウェアとなるコンピュータやその他の電子機器を構成する物理的な部品や装置の追加だけでなく、設置後のソフトウェアとなるコンピュータを動かすためのプログラムのアップデートにより、随時進化させることが出来る住宅の事をいいます。

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アメリカの例ですが、2010年頃に通信事業者の大手や警備会社の大手が「スマートホームセキュリティ」に参入をしています。

現在、アメリカ人の45%以上がスマートデバイスを保有しているそうで、日本でも今後普及が予想されています。
特に、防犯面から普及すると予想されています。

スマートロックやスマートカメラなどはAIと連動して、もの凄い勢いで進化をしています。
設計者の一人として今後の動向に注目をしています。

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上記画像は、kashimuraのスマートカメラ

最近、三菱地所が「HOME TACT」というスマートホームのプラットフォームを立ち上げています。
三菱地所の物件だけでなく、外部にも販売をして好評のようで、物件の価値の向上、賃料のアップにもつながっているそうです。

今後は、将来のスマートホーム化が出来るように照明用のスマートスイッチ、スマートロック、スマートカーテンやスマート宅配BOXなどが設置できるように、準備をしておく必要がありそうです。

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上記画像は、LIXILのスマート宅配BOX

スマートロック(電子錠)/スマートビデオドアベル

安全性と利便性を兼ね備える設備として進化している「スマートロック」

従来の鍵ではなく、スマートフォン、ICカード、IDキー、暗証番号などで解錠ができます。
外出先からの施錠確認、施錠忘れの通知、いつ誰が解錠したのかの履歴と保存、オートロックに対応した製品もあります。

一時的なデジタルキーの発行など、さまざまな機能の電子錠がどんどん出てきています。

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上記画像は、YKKapのスマートコントロールキー

日本で普及しているインターホンは、モニターで来訪者を確認して応対をします。

一方で、海外では「スマートビデオドアベル」というものが普及をしだしています。

スマートビデオドアベルは、モニターがないのでスマートフォンで確認をします。
その為、モニターの取付工事が不要になり、壁がスッキリします。

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上記画像は、Aqaraのスマートビデオドアベル

スマートフォンで外出先からでも来訪者に対応ができたり、スマートロックと連動させて外出先から宅配業者や家族に対して、玄関ドアの解錠ができたりもします。

最近のスマートビデオドアベルは、AIを活用して家族の帰宅や置き配などを識別できるような製品もあり、必要に応じて記録をしてくれたり、スマーフォンに通知をしてくれたりもします。

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上記画像は、Googleのスマートドアベル

スマ-トカメラ(AI対応カメラ)

今までの防犯カメラは、何かトラブルがあった時に録画した映像をさかのぼって確認するための用途がほとんどでした。

最近は、AIを活用した「スマートカメラ」へ進化をしています。

スマートカメラは、人、車、動物などを識別して検知ができるので海外では割と一般化してきています。

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上記画像は、SwitchBotのスマートカメラ

スマートカメラは、設定した見たいシーンが発生した時に、スマートフォンに通知があり必要な映像を自動で記録をしてくれます。
その為、子どもの帰宅、来訪者の確認、不審者の検知などなど日常的な見守り、防犯として活用ができます。

AIの進化で、特定の人を認識できる機能も登場し始めています。

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上記画像は、tp-linkのスマートカメラ

スマートカメラは電池式もありますが、基本は高い場所などで、家族や来訪者が見えるところや、駐車している車が視野に入る玄関付近、駐車場、見通しの悪い場所などに設置することが多いため、電池交換する際に手間がかかります。
最初から電源を確保しておくと余分な手間が減らせます。

三井住友海上が「MS LifeConnect」というAIカメラサービスを住宅向けに提供をしています。

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上記画像は、三井住友海上のMS LifeConnect

HEMS(Home Energy Management System)

HEMS(ヘムスと呼びます)は、省エネを目的として家庭内の電気(エネルギー)使用量をみることができ、太陽光発電や蓄電池、エコキュートなどの設備機器を制御するシステムです。

今後の省エネ住宅には、HEMSの導入が必須となる動きがあります。

現在は、コンセントに差し込むだけで使える機器も発売されており、既存の住宅やリフォーム、リノベーション住宅にも対応できます。

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上記画像は、NatureのHEMS

コンセントに差し込むだけで使える機器は、モニターがないのでスマートフォンアプリで電力の流れをリアルタイムで見ることができます。

さらに、HEMSはディマンド・リスポンス(DR)という電力の需要量を供給量に合わせる仕組みに活用され、節電への参加に応じたポイント還元など、電力会社から使用者に利益が提供されるケースも想定されています。

最近では、エネルギーオートメーション機能を備える製品もあり、ソフトウェアの更新によって機能の改善や新たな連携も可能になっています。

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上記画像は、PanasonicのHEMS

HEMSは、スマートメーターやECHONET Life(エコーネットライフ)という異なるメーカーの家電機器や住宅設備機器を相互接続を可能にする、スマートホーム向けの通信規格対応の機器と連携することで、電力の見える化や機器の制御といった主要な機能が使えるようになります。

ちなみに、スマートメーターは、住宅全体の電力使用量を取得できる機器で、HEMSと接続すれば電力消費の見える化ができます。

スマート分電盤は、家庭内の回路ごとの使用量を計測できる装置で、HEMSを通じて部屋毎や機器毎の電力使用状況を把握できます。

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上記画像は、SHARPのHEMS

エネルギーオートメーション/ディマンド・リスポンス

エネルギーオートメーションとは、エネルギーの使用状況を把握・分析し、最適なエネルギー消費を自動で制御するシステムのことをいいます。

具体的には、太陽光発電の余剰電力や蓄電池の充電状況、電力使用量などをリアルタイムで監視して、家電製品やエコキュートなどの機器を自動で制御し、エネルギーの無駄を削減して効率的なエネルギー利用を促進します。

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上記画像は、nichiconの蓄電システム

ディマンド・リスポンス(Demand Response、略してDR)とは、電力需要が高まった際に、電力使用者が自らの電力使用量を調整することで、電力の需給バランスを保つ仕組みのことを言います。

再生可能エネルギーの普及により、需要と供給の不一致が増えたことで、需給調整の重要性が高まっています。
電力の消費を減らす「下げDR」と電力の消費を増やす「上げDR」があり、蓄電システムはどちらにも対応をしています。

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上記画像は、長州産業の蓄電池

今までの日本のエネルギー管理は、HEMSなどで電力使用量の見える化することにとどまっていました。

しかし海外では、スマートホームやIOT家電を住宅のインフラとして活用して、エネルギーオートメーションを実現しようと取り組んでいます。

例をあげると、太陽光発電システムと蓄電池の組み合わせによって、昼の間は太陽光発電によって住宅内の電気を全てまかないます。
夜の間は、蓄電池を活用してAIがIOT家電をエコモードに自動で切り替えをしてくれて、電力を賢く、無駄なく、手間なく制御しようと実用化を目指しています。

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上記画像は、KYOCERAの太陽光発電と蓄電池

電力を賢く、無駄なく、手間なく制御をする具体的な方法は、エアコンの温度調整、照明の照度調整、冷蔵庫などをエコモードで運転したりするなど、IOT家電の使用電力を電力会社から買わなくてもいいように抑制をすることになります。

海外の場合は、電力需要がひっぱくして電力会社から節電の要請があった時に、住宅の電力使用量を制御することで、インセンティブを付与する事例が増えています。

日本でも蓄電システムと合わせることで、未来型選択肢になると注目されています。

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上記画像は、Teslaの蓄電池

スマートホームがもたらす、これからの住宅の新常識

スマートホームと聞くと難しく感じるかもしれませんが、その中身は「日々の暮らしの困りごとを自動で解決してくれる賢い住宅」といえるかも知れません。

スマートフォンの普及により、日本の住宅設備は大きな変革を迎えています。
少し前は、各メーカーが個別に進化させていた家電や設備を、IOT・AI技術によって連携し「スマートホーム」として新たな価値や常識になろうとしています。

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上記画像は、AppleのiPhone

これからのスマートホームは、快適さだけでなく、エネルギー問題の解決にも貢献します。
HEMSによる電力の「見える化」が当たり前になり、AIが太陽光発電や蓄電池、日々の電力使用状況を自動で分析・最適化する「エネルギーオートメーション」が主流になってくると予想されます。

電力需要に応じて家庭のエネルギー消費を自動制御してくれる「ディマンド・リスポンス」への対応も進み、賢く、無駄なく、手間なくエネルギーを使うだけでなく、節電への貢献によりCO2削減にもつながると考えられます。

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上記画像は、GoogleのGoogle Pixel

スマートホームはすでに、住宅の付加価値を高める重要な要素となっています。
これから住宅を建てる際には、将来のスマートデバイスの導入を見据えておくことが重要になってくるかも知れません。

とはいったものの、まだまだ進化の途中です。
10年後、20年後には更なる進化した製品やシステムが出ているかも知れません。

注目して情報を仕入れていきたいと思います。

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ワダハウジング和田製材株式会社

・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・住宅外皮マイスター
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
・既存住宅状況調査技術者
・JBN省令準耐火構造資格者

纐纈和正

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