瑞浪市で塗り壁の注文住宅を建てる工務店ワダハウジング

今回は、軽量モルタル外壁のテール仕上げと天然マテリアルの内装塗り壁の工事です。

◆まずは外壁の塗り工事を紹介。

モルタル外壁は大きく分けると4種類の工事に分かれます。
①下塗り準備（木下地・ラス紙）
②下塗り工事（軽量モルタルの塗り）
③仕上げ準備（コーキングと接着剤）
④仕上げ工事（テール塗りと撥水材）
の4項目です。

◇まずは準備工事を紹介。

準備工事は外壁の裏に通気層を作る為、下地の木材を45cm間隔で打付け木材の間には樹脂で出来たスペーサーを設置。
取り付け完了後はラス紙（金属網の付いた防水紙）を張り付けて行きます。

◇準備が終わると下地塗り工事。

下塗り工事はたくさんの軽量モルタル（軽い砂とセメントなどをブレンドした材料）を現場で練り15mmの厚さに塗り付けて行きます。

この時、網目状の繊維を軽量モルタルに埋め込む事で外壁の強度を高めていきます。
塗り付け完了後は3〜7日ほど養生（乾燥させる）期間を取り、さらに強度のUP。

◇乾燥後はコーキングの施工。

これはモルタルと樹脂や金属サッシなど別素材との伸縮の違いで出来る隙間に硬化後も伸縮する目地材（コーキング）を埋めて、隙間を無くし雨水などの侵入を防ぐ工事です。

乾燥後にシーラー（接着剤）を塗り、仕上げ工事の準備が完了。

◇乾燥後には仕上げの工事。

仕上げ工事では現場で色付きの材料を練り、仕上げ工事の準備完了。
仕上げ材を4〜5ミリ厚に塗り付けて、少し乾燥させてから発砲スチロールのコテで外壁を擦り、塗り材の中の砂利を転がす事でテール模様が出来上がります。

完了後は外壁を乾かし撥水材を塗布して工事完了。
塗り工事を進めながら4週間ほど乾燥させる事で、じっくりと外壁のモルタルが固まり最高の強度を出していきます。

◇外部の塗り壁完了後は。

完了後は樋やフード等の外部材の取り付けを行い、完了後は外部に傷や汚れが無いかのチェック。
チェック完了後は足場の解体工事を行い、解体後は仕上がった新築注文住宅の外観をより見やすくなります。
外壁工事の次は内部の壁を塗る工事の紹介です。

◆造作後は内装の仕上げ左官。

新築注文住宅の外部の工事が終わる頃には、住宅内で造作（壁や棚等を作る）工事が完了します。

内部左官は天井や壁に仕上げ材を塗る工事を主に行っています。

壁を塗る前には壁のつなぎ目やボードを止めるネジ等にパテ処理をしていきます。
これはネジ穴やつなぎ目の段差に隙間埋め材を施工して、仕上げ材を塗った時の凹みを無くす工事です。

つなぎ目には網目テープを合わせ、材料の動きで起こる割れを軽減して行きます。

仕上げは天井から壁の順。

職人が手作業でコテとコテ板を使い材料を塗り広げて仕上げて行きます。

模様を付けながら1面ごとに材料を順番に塗り、壁同士がぶつかる面は硬化前に壁を触ると後が付いてしまう為、1日以上開けて交互に塗って行きます。

各部屋の塗り壁が終わると乾燥させる養生期間です。

塗ってから２〜３日の時間を掛けて乾燥させる際に材料から水分が抜けて少し縮む為、異なる素材との間や壁同士が直角にぶつかる箇所等は隙間が開く事があります。

塗り壁完了後は濡れたハケで枠等に余分についた材料を拭き取りシッカリと乾燥させて工事完了です。

内部が終わると外部左官仕上げ。

基礎や玄関のタイルや仕上げのモルタルを基礎の立上りに塗って仕上げ工事完了です。

左官工事完了後は設備器具や建具等を取り付け、新築住宅を仕上げて行きます。

瑞浪市で塗り壁の注文住宅を建てる工務店
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢

初投稿　2022.04.10
　　　　2022.05.10
改修　　2025.07.07