住まう中で、多くの方が悩まれる事の一つが「収納」ではないでしょうか?


SNSで見たような、おしゃれ空間にしたい!

と思いながら、周りを振り返るとなんだか雑然としている・・・
なぜ?

もう諦めよう・・・
なんて思ってませんか?


大きく2つのリセット方法があると思ってます。

1つ目
断捨離
まぁそうなのですが、今回はあまり触れないように・・・

2つ目
新しい家にする
って簡単にはいかないので、模様替えやリフォームを含むと思ってください。

模様替えには、ちょっと限界があります。
でも新築の注文住宅なら自由が利きます。
何となく収納いっぱい作りました!ではもったいない気がします。

じゃどうやって作るのがいいのか?
ヒントが見つかればいいなぁ・・・


一番整然とする方法は、とにかく隠す!

収納に出入口とお揃い、もしくは目立たない色の扉がついているといいですね。
中がごちゃっとしていても、扉を閉めてしまえば問題なし!


でもここで問題

取り出しにくいと、段々と片付けなくなるのです・・・

その片付けない物をどうするか?
ちょっと隅の方に床置き
・・・もう危険なカオリしかしない


その床置きが広がり収納の扉の前に置く

扉開かない・・・
中の収納は、余裕があるのに散らかってる・・・の出来上がり

何がダメだったか?
扉がある事かもしれません
でも見せる収納は、結構ハードルが高い・・・
どちらにしても一番は、「取り出しづらい&片付けづらい」が原因だと思ってます。


ユニバーサルデザインという言葉を耳にしたことは、あると思います。

一番わかりやすい例は、出入口の扉(玄関も含む)の取っ手ではないでしょうか?
昔は握り玉と呼ばれるタイプばかりでした。


握力が低下した場合に開けるのに苦労するのです。

現在はレバーハンドルと呼ばれる物が主流です。


こちらは、肘とかでも開けれますからね。

なぜこんな事を書いたかというと、収納にも役立つのではないか?と思ったからです。

「誰もがわかりやすく」
これがテーマです。


とある公共の場での照明計画の概要を見ました。

そこにあったのが、誰にでもわかりやすく動線をあかりが導くという物でした。

先日、とある展覧会に行った時、床に順路の矢印がありました。

1ヶ所わかりにくい場所があったのですが、床の矢印がない事に気が付き引き返し、無事すべて見る事が出来ました。
展覧会は期間限定ですし、展示内容によっては順路も変わってくるので、矢印を貼るという事になるのですが、同じ事ですね。

これも収納に当てはまるのではないか?と思いました。
誰もがどこにあるかが一目瞭然で取り出しやすい。


これが出来れば、おのずと片付けやすいに繋がる。

各々が、片付けていけば、散らかりも最小で済みます。

では、具体的にどうすれば、誰もがわかりやすいのか?

・アクション数を減らす
アクションとは動き。つまりその物を手に取るまでに何工程あるか?です。

例えば、
①収納の扉開ける
②カゴを引き出す
③その中にある箱を取り出す
④その箱の中にある

あー!めんどくさい!となる訳です。


せめて②のカゴに直接入っていて欲しいですね。

しかも片付けるのも同じ工程が必要となります。

・取り出しやすい場所を見極める
その人の目の高さが一番出し入れをする物がおすすめです。


そして、手を頑張らずに伸ばした上から、しゃがまずに手が届く範囲が取り出しやすい場所と言われています。

なので、お子様のおもちゃは下段でもいいのです。
この取り出しやすい場所をゴールデンゾーンなんて表現する事があります。


重さや大きさも考慮しなくてはいけませんが、よく使う物をこのゾーンに持っていけるようにしましょう。

・使用する近くに収納する
遠くに片付けてあると、間違いなく面倒だと思います。
アクション数に類似してしまいますが、歩く歩数も動作の一部です。
なんとなく種類別に分けたくなりますよね。

最近よくある事例で、玄関付近にコート掛けのご要望があります。
種類別となると、部屋のクローゼットに片付けですが、コートはすぐに脱ぐし今の時期ですと部屋の中に花粉を持ち込まない対策にもいいですしね。
これも近くに収納するの一環だと思います。


こんな事を考慮しながら、収納のある場所や形を考えていくと使いやすい空間が生まれるのではないかなぁと思っています。

余談的な収納の考え方をいくつかご紹介です。
TVで乾いた洗濯物の後が面倒だから考えたという物を見て感心した事があります。
それは、畳まない!


○○ちゃんの靴下という箱に、その子の靴下をとにかく入れる

畳むと使う順番を考慮して後ろに入れたいとかしていると、だんだん面倒になってきますよね。
ついつい同じ物ばっかり使用しそうですが・・・まぁそれもありかなぁ
誰かに見せる所でもないし、自分が使いやすければありだと思いました。

収納棚・・・弊社で主に作る場合は3種類
クローゼットに枕棚と呼ばれる上段の奥行が少なめな棚とハンガーを掛けるパイプ


押入には、枕棚と中段と呼ばれる腰ぐらいの高さの棚


可動棚、棚が好きな位置に動かせる棚


実際使う場合は、ここからカスタマイズしていくのだろうけど、この限りでなくてもいいのかなぁと最近思ってます。

一番ベストはサイズを指定して造作していくだと思います。
でも実はこれは費用が・・・
(私がこれを言ってはいけないかもですが・・・)
では、どうする?


例えばですが、現在使用中のラックが使いやすいとしたら、そのラックが収まる空間を作るでもいいと思うのです。

収納の扉があってさらにラックの引出しとなると面倒だったり、扉に引っかかってしまうなどもあるので、この辺りの考慮も必要です。

また、将来どう使うかわからない場所には、後ほど簡単に付け加えれる物もあります。
LIXILさんのヴィータスパネル

ウッドワンさんのe・ra・boなどがおすすめです。

どちらもですが、収納したい物が決まってから棚などが追加できるからです。
簡単なデスクにもなります。
お子様が学生の時はデスク、その後はたっぷり収納という手もあります。

考えてから作りましょうと言ってますが、人生がどうなるなんてわかりませんからね。
後で変えれるのは有効です。
余談ですが、数年前は自分が在宅勤務をするなんて思ってもなかった。

だから場所がない・・・体勢が悪いから腰もイタイ・・・

こういった収納だったら簡易書斎がつくれるのかなぁなんてオススメしながら思う日々です。

見せる収納について
冒頭に難しいと書きましたが・・・
もっと気楽に考えてもらえれば、ハードルも下がるのではないか?と思います。
ポイントは3つ

1つ目は、詰め込み過ぎない
何が入ってるかわからないほどギューギューでは、見栄えどころではないですからね。

2つ目は、カゴやケースの統一感
サイズが違っても、お揃いの物なら大丈夫です。


色は統一した方が綺麗ですが、お子様のお部屋は多色使いして楽しい空間にしましょう。

お子様のお部屋もついついシンプルにしがちですが、色のある空間で育つ事も大事という話を聞いた事があります。

3つ目は、「間」を作る
1つ目にも似ているのですが、「ザ・収納」ではなく見せ場も作りましょう。
ゴールデンゾーンの話をさせていただきましたが、見せる収納の場合はちょっと違う考え方となります。
一番に目に入ってくる場所を、写真立てや置物にして、やや下から収納にすると収まりが良くなります。

この目に入る場所は、その収納が立っている時に目につくのか?ソファなどに掛けている時に目に入るのか?で見せ場の位置も変更するとよいですね。

ちょっとでも皆様の参考になればと思っていますが、一番は相談する!だと思います。
皆様の理想がカタチになりますように・・・願っています。

ワダハウジング和田製材株式会社
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西山志津江