こんにちは、総務の篭橋です。

先日あるお客様が「部屋の扉の枠が緩んでしまって困っている」とアフターの連絡が有り同行し伺ってきました。

扉の枠の緩みは特殊な六角で締めて完了。

 

「あと何かお困りはありますか？」とお聞きしたところエコキュートのタンクの水抜きの方法を教えてほしいとお願いされました。

エコキュートのお手入れで最も重要なのは、タンク内の汚れを排出することを目的とした水抜きです。

タンク内の主な原因は水道水（殺菌のために投入している塩素など）に含まれている不純物としてタンクの底に堆積してしまうのです。

そのため、定期的にタンクの水抜きを行い、内部に不純物が溜まるのを防止する必要があります。

 

私自身、どのように行うのかわからないので興味深い見学しました。

 

 

水抜きの手順は製品によっても異なりますが、方法はおおむね以下の通りです。

 

１　漏電遮断機をOFFにします。

２　給水配管専用止水栓を閉じ、逃がし弁レバーを開放します。（これは空気が入るようにしてタンク内が真空状態になるのを防ぐためです。）

３　排水栓を開いて2分以上排水してください。

４　水抜きが終了すれば、逃し弁レバーを閉じて漏電遮断機をONにします。

５　最後に、お湯が出るのを確認します。

最初は空気が混じったお湯や水がゴボゴボと音を立てて噴き出してくるかもしれませんが、しばらくすると治まるはずです。

 

この水抜きは年2～3回を目途に行います。季節の良い秋と春に実施するのがおすすめです。

ちなみに、タンクの内部はブラシなどを使っての清掃はできない構造になっています。

そのため、何度水抜きを行っても汚れが落ちないなどといった場合には、専門の清掃業者に依頼してください。

 

ワダハウジング和田製材株式会社
篭橋和子