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安全な住宅を実現するためにバリアフリー「スロープ」の提案をします。

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こんにちは、篭橋です。

今年の3月のことですが、私、左足の足首の骨にヒビがはいりまして、2か月ほど松葉杖をついて歩いていました。

多治見市で住宅のスロープ取り付けのご相談はワダハウジング

我が家の玄関から道路までのアプローチは勾配が急で、運動神経のない私は、松葉杖をついてでも上ることができませんでした。

ただ、不幸中の幸い?!だったのは、ヒビが入ったのが左足だったことです。
そのためオートマチック車(AT車)の運転は可能で、玄関前まで車で上り下りすることでなんとか対応していました。

とはいえ、毎回のことですので本当に大変でした。

多治見市で住宅のスロープ取り付けのご相談はワダハウジング

日本は超高齢社会を迎えたといわれています。
住宅のバリアフリー化の重要性はとっても大切になります。

その中でも、スロープの設置は、車椅子の必要な方はもちろんですが転倒防止のためにも暮らしの安全に直結します。

新築でもリフォームでも段差を解消するスロープを導入することは、高齢者や障害をお持ちの方だけでなく家族にとって安心につながります。

足に問題がなくても、たとえば腰を痛めてしまい、足を大きく上げるのが困難な場合があります。
そんなときでもスロープであれば段差を越える必要がないので、かろうじてでも上ることができると思います。
段差があると移動が本当に大変! 私、身に染みてわかりました(^^)/

住宅におけるスロープの基本、種類、ポイント、事例、さらにメリット、デメリット・注意点まで私の経験したことも含めてお話します。

スロープをおススメする理由

昔の日本の住宅の多くは「段差」があります。

・玄関の上がり框(20〜30cm程度が一般的)
・駐車場から玄関までのアプローチにある階段
・和室とリビングの境目の敷居 昔からの住宅はそうですよね
・浴室の出入り口や勝手口

段差は、加齢やケガなど足腰が弱くなると大きな障害です。
わずか5cmの段差でも足が上がらず、転倒事故につながることもあります。

年配の方が寝たきりになるきっかけの一つに「転倒」があります。
転んで骨折してしまうと、その後は車椅子や歩行器を使う生活になることもあり、毎日の暮らしに不自由さを感じやすくなってしまいます。

スロープを設置することで段差を乗り越えられ移動がスムーズになります。
また介助が必要になっても本人はもちろんですが、介助をするご家族の負担軽減にもなります。

では、スロープをどんな場所に、そしてなぜ設置するとよいのかをお話ししていきます。

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スロープの設置場所と理由

玄関

日本住宅で最も段差が大きいのが玄関です。上がり框の高さは20〜30cmが多く、車いす使用者にとっては大きな障害です。
玄関用スロープは、固定式で木製やアルミ製のものが多く、手すりと併用することで安心感があります。

屋外アプローチ

駐車場から玄関までのアプローチに段差がある場合は、屋外にスロープを設けると車椅子を使用している方はスムーズに移動できますね。
コンクリート製が一般的で、雨や雪でも滑りにくいように表面加工を施すことをおススメします。
広めのスペースを確保し勾配を緩やかにすると安心ですね。

まえに「自転車を家の中に入れたいから玄関土間を広くしてほしい」との要望がありましたが、玄関スロープにしておくと便利だなと思います。
介助だけではなく重たい荷物を台車で運び入れる時など、いろいろな場面にスロープは活躍します。

室内

室内では敷居や床の段差を解消するためのスロープが便利です。

新築で住宅を建てる時は各部屋に段差のない住宅を建てられますが、段差のある住宅でしたら持ち運びできるタイプやゴム製、アルミ製など、手軽に設置できるスロープをおススメです。
各部屋の移動がスムーズになります。

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可搬式・折りたたみ式

外出時に使う持ち運び可能な介護用スロープがあると便利です。
福祉用具として売られており、介護リフォームと組み合わせるケースもあります。

普段は必要ないが、たとえば、足の悪いなどで車いすを使う親類などの来客がある場合、簡易的なアルミニウム組立構造で軽くて頑丈な携帯スロープを用意してあれば気兼ねなく訪問してもらえますね。

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スロープの設計のポイント

勾配(角度)

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スロープ設計で最も重要なのは勾配です。
急すぎると上り下りが困難になり介助者がいないと、かえって危険になる場合があります。

一般的な基準は以下の通りです。

・車いすを自力で操作する場合は、1/12(1m進むごとに8cm上がる)
・介助される方が押す場合は、1/8程度まで可
・短い段差(10cm以下):1/6程度でも可能

スペースに余裕がある場合は、できる限り緩やかな勾配を確保するのが望ましいです。

私、車椅子に乗って初めて気づいたのですが、普段は何気なく歩いている下り坂も車椅子で移動するとちょっとしたジェットコースターのようで怖く感じました。

そんな私を気遣って、看護師の方が下り坂では車椅子を後ろ向きにしてゆっくり降りてくださいました。
看護師さんの心遣いに本当に感謝しています。

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スロープと手すりとの併用

特に屋外ではスロープと手すりを併設すると安全です。
高さは利用者の身長に合わせ、手すりはしっかり握れる太さにするといいです。

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材料選び

「屋内」は、木製、ゴム製、アルミ製など、性能とインテリアに合うものを選ぶといいですね

「屋外」は、コンクリート、樹脂、金属など耐久性重視。
滑り止め加工ももちろん行ってください。

デザイン性を重視すると、住宅の雰囲気を損なわずにバリアフリー化できます。

スロープは将来を考えた設計

今は必要がなくても、将来を考えてあらかじめスペースを確保しておくといいですよ。

私、スムーズに歩けなかったとき、我が家のアプローチは勾配がありましたがスロープになっていたおかげで本当に助かりました。
急な勾配のスロープでしたが、少しずつ歩けるようになると足を引きずりながらでも前に進むことができました。

もし段差があったら、とてもそうはいかなかったと思います。

いつ何時、車椅子の利用しなければならないことが起きるかわかりません。
最近では住宅を建てる時、前もって玄関やアプローチはスロープにしておくケースも増えています。

スロープを取り付けてよかった事例

玄関の段差解消したおかげで楽になった!

年配のご夫婦の住宅。
上がり框が25cmあり、奥様が歩行器を使うのに苦労していました。
木製の固定スロープを設置し、手すりも追加して靴を履いたままでもスムーズに移動できるようになり外出もしやすくなった。

屋外アプローチの改修したおかげで介助をする家族の負担が減った!

コンクリート製のスロープを新設。
雨の日も安心して利用できるよう滑り止め加工をしました。
車いすを押す家族の負担が軽くなり楽になったと言われた。

室内の小さな段差解消をして転ぶリスクが減った!

和室とリビングの境目に5cmぐらいの敷居があり、つまずきやすい状況でした。
ゴム製の簡易スロープを置いて解消したことで安心して歩けるようになりました。

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スロープのメリットとして

・つまずきや転倒のリスクを減らせ安全が確保できる。
・車椅子や歩行器でもスムーズに移動が可能になり移動の自由度アップ!持ち上げて段差を越える必要がなくなるため介助をされる方の負担の軽減になります。
・スロープがあることで、介助される人も介助する人も、車までの移動がスムーズになり外出のハードルがひとつ下がりました。
・将来的に誰もが住みやすいバリアフリー住宅になるため、資産価値の向上になったかも。

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スロープのデメリットや注意点として

・スペースが必要です(特に屋外では勾配を確保するため長さなどのスペースが必須です)
・勾配が急すぎるスロープは自分一人で使おうとすると滑りやすく、かえって危険になる場合があります。
・屋外スロープは天候の影響を受けるため、滑り止め対策や雨除けになる屋根を設置するとよいかも。
・工事費用が高額になる場合がある(玄関・屋外アプローチで予算オーバーになる場合もあります)

ただし、介護保険の「住宅改修費」の補助が受けられることもあります。
条件に当てはまると思われる方は、事前にケアマネジャーや市町村に相談することをおススメします。

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季節的な注意点

・雨の日はコンクリートや金属製スロープは濡れると滑りやすいので、表面に滑り止め加工やゴムシートを貼るなどの対策をすると安心です。
雪の日や凍結したときは、除雪や融雪対策が必須。手すりも同時に設置すると安全性が高まります。
・夏場は、金属製のスロープは熱を持ちペットの肉球が、やけどする恐れがあります。
大切な家族です、素材や色選びにも工夫が必要ですね。

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総括

住宅リフォームにおけるスロープ設置は、単なる段差解消ではなく「安心して暮らせる住宅づくり」の大切なことです。

玄関や屋外アプローチ、室内のちょっとした敷居など、あらゆる場所に応用でき利用する人の生活の質を大きく高めます。

種類や設計ポイントを理解したうえで、住宅の状況や将来の生活を見据えた最適な方法を選ぶことが大切です。

スロープを検討されている方は、ぜひ経験豊富な工務店に相談し安心で快適な住宅の実現をしてください。

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こちらのブログを参考にして、安全な住宅を建てていただけたら嬉しいです!

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ワダハウジング
篭橋和子

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