2025.08.23
家と自然を共存するために知っておきたい、雑草駆除のポイント

おはようございます。
吉田洋子です。
今回は庭や家の周りにある、雑草について記載したいと思います。
雑草といえば、一番に何を思い出しますか?
吉田のダントツ1位は・・・
ドクダミです!

ドクダミは家の裏側などあまり日の当たらない場所に生息して、抜くと手が臭くなるし、手を洗っても匂いが取れないし、ちょっとほおっておくとどんどん増えてきます。
昔祖母から、ドクダミを乾燥させて飲むどくだみ茶や、乾燥したドクダミをお風呂に入れるドクダミ風呂、ドクダミをアルコールに漬けて作るドクダミチンキ、生のドクダミを患部に貼ってシップとして使うドクダミ湿布など、薬草ならではの使い方も出来ると聞いたことがあります。
子供の頃、祖母が淹れたどくだみ茶を、鼻をつまんで飲んだ記憶がよみがえって来ました。

ドクダミのあの臭い成分は、デカノイルアセトアルデヒトと言う成分が原因のひとつです。
殺菌や抗菌作用があったとしても、雑草には変わりありません。
身体に良いと言われても、飲む気にはなりません。
そこで、吉田の雑草ワースト10を発表します。(順不同)
目次
吉田洋子の雑草ワースト10
1.ドクダミ:ドクダミ科多年生草本

心形の葉と独特の強い香りが特徴。
湿気の多いところに群生する傾向があります。
たとえば、家の陰になり日に当たらない場所。
しっかりと根まで掘り起こすことが重要です。
一部でも根が残っていると、すぐ再生してきます。
ほおっておくと白い花が咲きますが、広がる前に抜くことが必要です。
2.スギナ:トクサ科多年生草本

地下まで茎が深く広がるため完全に除去するには手間が掛かります。
地表に見える部分を刈り取っても、地下で再生する力が強く、根を掘り起こすなどの根本的な対策が必要です。
3.ゼニゴケ:ゼニゴケ科苔類

湿った土地によく生える雑草で、円形の小さな葉で地面を覆うように広がります。
日当たりや水はけを良くしてゼニゴケ専用の除去剤を併用すると良いです。
4.メヒシバ:イネ科一年生草本

狭い隙間でも元気よく繁殖し、強く踏まれてもめげずに再生し広がります。
早期に引き抜くことが重要です。
刈り取るときも根元からしっかりと、成長点の箇所から下を取り除くように手で刈りましょう。
5.オヒシバ:イネ科一年生草本
メヒシバとよく似ていますが、穂が平べったく、芝生や道端に多く、地面を這うように広がります。
人や車に踏みつけられても生育する、生命力の強い雑草です。
一度根を張ると、手ごわい雑草の一つです。
6.コニシキソウ:トウダイグサ科多年生草本

赤紫色の茎で、地面を這うように広がります。
小さな葉が密集した、繁殖力の強い雑草です。
乾燥した環境を好み、硬い地面でもしぶとく生えます。
根を丁寧に掘り返すと除去しやすくなります。
7.カヤツリグサ:カヤツリグサ科多年生草本
細長い葉と茎の先端から穂をつけています。
過酷な環境でも繁殖力が強く、地下茎によって広がります。
根絶するには根を取り除くのが良いですが、手間が掛かりすぎます。
8.スズメのカタビラ:イネ科多年生草本

冬から春にかけて生え、花の穂を出すことがあります。
小さな花の穂が特徴的で、成長速度が非常に速いです。
根が小さく手で抜きやすいため、こまめに引き抜くことをお勧めします。
9.エノコログサ:イネ科多年生草本

猫のしっぽのような穂を付けます。
穂がついている茎はスッと抜けるので、子供が手に持って遊んでいました。
掌で軽く握って指を動かすと、穂の向きによっては前に動いたり、後に動いたりして遊べます。
乾燥した環境でも繁殖力が強く、草丈が高くなる前に、種がこぼれないように、早めに刈ることが重要です。
10.オオアレチノギク:キク科多年生草本
背が高く白い花を咲かせます。
60㎝以上の高さに成長することもあります。
放置すると庭全体に広がる可能性があります。
繁殖期の8月前には、根元からしっかり刈り取ることをお勧めします。
雑草の種類は畑地、水田雑草合わせると500種あるそうです。
雑草が生えるのが嫌で、家を建てた時に家の周りや庭に、防草シートを敷いて、玉砂利を上に敷いて、お金を掛けて外構をしたのに、1本でも草が生えているだけで、残念な気持ちになりますよね。

でも安心してください。
防草シートを敷いた後に雑草が生えて来ても、スポッと簡単に抜けるんです。
では、なぜ雑草って生えて来るの?
基本的には種子が、鳥や動物の体に付着して運ばれたり、雑草の種子は非常に小さい為、人の衣服や風によって運ばれて来ます。

その種子が土の上に残っていて生えてきたり、多年草と呼ばれる種子の雑草は、地上部が枯れても地下茎が残り、そこから再生したりするため、『この間抜いたのにまた生えて来た』となります。
植物が成長するために必要な条件は、太陽の光や雨などの水、二酸化炭素と土などが揃ったことによって特に生えやすくなります。

植物は光合成を行う為には太陽の光が必要になります。
太陽の光を使って二酸化炭素と雨や、他の植物に水をやりしたときの水分によって水が供給されます。
その水分で、でんぷんなどの養分を作ります。
土は植物の根を支え、太陽の光で栄養を培い、雨で水分を供給する為雑草は生えやすくなります。
では、雑草を生えない様にするには、どうすれば良いのでしょうか?
雑草対策5選
1.草むしり、草刈りをする

お金は掛かりませんが、定期的におこなう必要があり、手間が掛かります。
特に梅雨時から真夏に掛けては、草むしりなんてしたくありませんよね!
2.除草剤の散布

ホームセンターなどで簡単に手に入るし、広範囲での除草も可能です。
ただ、雑草以外の植物を枯らしてしまう可能性があります。
3.防草シート

手軽に雑草対策が出来ます。
紫外線で防草シートが劣化することがあります。
お金がかかりますし、自分でやる場合は手間も掛かります。
外構屋さんにお任せすることをお勧めします。
4.砂利やウッドデッキを作る

ウッドデッキは、子供やペットの遊び場にはなりますが、絶対に生えてこないわけではありません。
ウッドデッキの下に、コンクリートを打ってしまえば良いかも知れませんが、コストが掛かります。
砂利を敷くのもお金は掛かりますし、びっしり砂利を敷いても、上を歩くことによって、隙間ができ土が見えてくると雑草は生えてきます。
5.お湯や塩を撒く

お湯を掛けると雑草は枯れますが、またすぐに生えて来ます。
塩を撒いても雑草を枯らすことは出来ますが、庭全体に大量の塩を撒くことは、手間も掛かりますし、塩害を引き起こすこともあります。
塩害は雑草以外の植物も枯らしてしまいますし、家の塗装の劣化などにも影響が出て来ます。
何が良いのかは正直わかりませんが、雑草が生い茂ってしまうと家の印象も悪くなります。

吉田洋子のおススメ対策
今、私がお伝え出来ることは、家を建築する時に一緒に外構工事もお願いして、防草シートを敷いてもらい、住宅ローンに組み込んでしまうのが一番良いと考えます。

家を建ててから外構を考えれば良いや!とおっしゃっていた方のほとんどが、まだ何も出来ていない場合が多いです。
見積さえあればローンに組み込むことは出来ます。
(建築する工務店に外構も頼んだ場合ですが…)
100万円工事費が増えて、住宅ローンの金利が1%、35年払いで考えても月に3千円弱の違いです。
(その時の金利により異なりますのでご注意ください。)

家の建築と一緒に雑草が生えない工夫や、駐車場のカーポートなど、外構についても一緒に考えて、快適な住まいづくりをして行きませんか?
家のことならなんでもお任せください。
あなたからのお問い合わせを、お待ちいたしております。


ワダハウジング和田製材株式会社
吉田洋子
