2025.05.24
子育て世帯が考える理想の家づくりとは?

こんにちは。
家づくりプランナーの花田結香です。
お子さんの成長とともに家を建てる検討をされる方は多いと思いますが、子育てをしながらの家づくりは人生の中でも大きなイベントです。
家を建てるタイミング、きっかけは?
・出産を控えている
・子供が小学校に入学する前に
・子供が成長し賃貸では事足りなくなってきた
・自分の部屋を作ってあげたい
・広い部屋でのびのび遊ばせてあげたい
・家事の時短、ラクしたい

ご家庭により、家づくりのきっかけはさまざまですが、本日は子育て世帯が家を建てる際のポイントをご説明いたします!
目次
子育て世代が家を建てる際のポイント7選
①導線を意識
例えば・・・
玄関→洗面の動線はお子さんが帰ってきてすぐ手洗いうがいをする習慣にも繋がります。
汚れて帰ってきたお子さんをリビングへ入る前に脱衣所に直行できることで無駄な掃除の手間をはぶけます。

キッチン→洗面の動線
水まわりを集中させることで、忙しいお母さんの家事の効率をUPさせます。

②キッチンまわりの工夫
★対面キッチン
対面キッチンはお子さんの様子を見ながら家事をすることができるので、お子さんが小さいうちも安心して家事をすることができます。
また、対面キッチンは家族とのコミュニケーションも取りやすく、自然と会話も増えます。

★横並びキッチンダイニング
対面式キッチンだとキッチンの前にダイニングを配置する事が多いですが、ダイニングを横並びにすると、調理・配膳・片付けの動線が短くなります。
キッチンとダイニングが離れていると、料理を配膳したり片付けを行うのに何度も行き来しなくてはいけません。
横並びダイニングにすることでキッチンとダイニングを行き来する必要がありませんのでラクに家事ができます。

★キッチンの近くにカウンターを設ける
最近では、キッチンの近くにカウンタースペースを設けるご家庭が多いです。
ご飯を作りながら子どもの宿題の様子を見ることができ、家事の合間のお茶スペース、リモートワークなど様々な使い方をすることができます。

③収納
子どもが小さいと、おもちゃや子供の物などでどうしても散らかってしまいがちです。
子どもが自分で片付けできる収納スペース、収納ボックスを設けることで、お片付けをする習慣もつけられますしスッキリ片付けできます。

④リビングにタタミコーナー(和室)を設ける
リビングにタタミコーナーを設けると、小さいうちはお子さんを遊ばせておいたりお昼寝に使用したり、来客時のお部屋としてさまざまな使い方をすることができます。
特にキッチン横にタタミコーナーを配置すると家事をしながらお子さんの様子を確認することができ、安心して料理や家事をすることができ、おススメです。

⑤ランドリールーム
家事の中でも、洗濯は手間のかかる家事のひとつです。
ランドリールームを設けることで、ひとつの空間で洗濯を完結することができ、家事の効率がUPします。
ランドリールームを設けることで家事の効率化や動線の短縮が期待できるので、忙しい共働き世帯や子育て世帯に注目されています。
また、天気や時間に左右されずに洗濯物を干るのもメリットの1つです。

⑥玄関を広めに設計する
子どもの靴や外遊びの道具、スポーツ用品などどうしても物が多くなってしまいます。
お子さんの支度やお世話などにも玄関を広めにすると便利です。
また、ベビーカーや車椅子が出入りしやすいこともメリットです。

⑦リビング階段
リビング階段にすると、子どもが帰宅してそのまま2階の子供部屋へ行くなんてことがなく、必ずリビングを経由するのでコミュニケーションが取りやすくなります。

これらのように、子育て世帯が家を建てる際に取り入れたいポイントはたくさんあります。
子どもが小さいうちは、子ども中心の生活になってきますが、成長とともにいつかは巣立っていくもの。
将来を見据えた設計にすることもポイントです。
将来を見据えた設計の工夫とは…
①子ども部屋を仕切れる扉にする
子どもが小さいうちは2つの部屋を1つの部屋として兄妹でお使いいただき、成長と共に扉で仕切れるようにしておきます。
このような設計にしておけば、子どもが巣立って行った後は、またひとつのお部屋として使用することができます。

②子供部屋の大きさ
「子供が成長し巣立って行ったら使い道がなくなってしまった」
「物置状態になっている」
なんてお声をよく耳にします。
子供部屋の大きさを最低限にしておくことで将来の使い道にも困りません。
最近では4.5帖と、必要最低限の広さとするご家庭も多く見受けられます。
ワダハウジングのモデルハウスの子ども部屋も、4.7帖と5帖とコンパクトに設定してあります。

こちらは縦長の5帖の子ども部屋です。
ベッドと机を置ける必要最低限の広さとなりますが、十分にお使いいただけます。
③平屋を検討する
1階ですべてを完結させることができれば、家事の効率UPになります。
階段を上り下りする必要がないので老後の生活のしやすさ、子どもが巣立った後も2階は使っていないなんて事を防げます。

このように、将来を見据えて家を検討することもポイントになります。
また、子育てに重きを置くと、安全性の確保も大切になってきます。
家の中での安全性
子どもが小さいうちは、家の中での安全を守ることが最優先ですよね。
・角のない設計
テーブルやカウンター、造作家具の角をまるくし、怪我を防ぐ工夫
・段差の少ない設計
転倒防止として、なるべく段差の少ない設計を採用。
子どもだけでなく、将来歳をとったときのバリアフリー化としても有効です。
・階段
手すりを設置することで、転倒防止になります。
・配線やコンセントの工夫
子どもの手が届きにくいような位置の工夫や、配線で安全を確保します。

安全性といえば、家の性能も大切です。
子育て世帯にとって、安心・安全で快適な住まいであることが重要です。
特に、地震に強い「耐震性能」と、年中快適に過ごせる「断熱性能」は特に重要なポイントです。
耐震性能
耐震性能のチェックポイント
☑「耐震等級3」であるかどうか
日本の住宅は、耐震等級1~3に分けられます。
耐震等級3が最も強く、消防署や警察署と同じレベルになります。
☑構造計算法が「許容応力度計算」であるか
構造計算方法も重要です。
推奨は、「許容応力度計算」です。
許容応力度計算は、木造2階建てでは義務付けられていませんが、最も詳細で安全性が高い方法です。
他の方法として、「仕様規定」「性能表示計算」がありますが、これらは比較的安易な方法です。
耐震等級が3であっても、構造計算によって安全性が変わりますので注意しましょう。
☑制振装置が使用されているか
制振とは?
地震発生時に建物が受ける影響を最小限に抑え、住まいの損傷を抑え安全性をさらに高めることです。
ワダハウジングでは「耐震」+「制振」という考え方
制振装置「エヴォルツ」を標準仕様としています。
この制振装置の特徴は、
1.初期の小さな地震の揺れから確実に振動を吸収
2.その後来る大きく強い揺れも確実に吸収
3.何度も繰り返す余震にも耐え、建物を守る
大切な家族の命を守るための「耐震等級3+制振装置」は、標準仕様であるべきだと考えます。

断熱性能
子どもは大人よりも体温調節が苦手なため、住まいの温度環境が快適であることが求められます。断熱性能が高い家は、夏は涼しく冬は暖かい環境を維持でき、子どもだけでなく家族の健康にも良い影響を与えます。
断熱性能のチェックポイント
☑断熱等性能等級
断熱等性能等級は、等級7まであります。
夏涼しく、冬暖かい家にするための目安は、断熱等性能等級「6」以上。
ワダハウジングは、6を最低限として7を目指しています。
☑気密性の高さ
気密性とは、隙間風は入らない状態を指します。
気密性は、C値などの数値で評価されます。
目安は1.0以下
気密性能を向上させる目的は、熱損失を少なくするためと、換気のためです。
隙間が少ないほど冷暖房の効きがよくなり、光熱費の節約にもなります。
断熱性能の高い家は、家の中の温度差が少なく、ヒートショックの予防にもなります。
これにより、小さなお子さんからお年寄りまで安心して暮らしていくことができます。

家を建てるのには、工務店選びも重要です。
では、どんな工務店に任せたらいいのでしょうか?
工務店選びのポイント
☑子育て世帯に向けた家の建築実績があるか
工務店によって、ターゲット層やデザイン、性能など得意とする分野が違います。
子育て世帯向けの実績のある工務店を選ぶと、安心して家づくりを進められます。
☑ホームページを確認しましょう
施工事例やお客様の声を確認。
実際にその工務店で建てられた方の施工事例やお声がいちばん参考になります。
過去にどんな家を建てたかを確認して、参考にしましょう。
☑安心なアフターサポート体制があるかどうか
家は、建てて終わりではありません。
家に住んでいると何かしらの問題やメンテナンスが必要となります。
特に子どもが小さいと、ちょっとした家の不具合も気になるものです。
何かあった時にすぐに駆け付けてくれ、問題を解決してくれるサポート体制が整っているかも工務店選びの際の重要なポイントです。

ちなみにワダハウジングでは、安心なサポート体制を設けています。
計5回の無料点検
お引渡し後、ご希望されるお客さまを対象に3ヵ月、1年、3年、5年、10年と計5回の無料定期点検を行っております。
また、10年目以降のお客様対象の点検体制もご用意がございます(有料)
何かあった時には全員対応できる体制を整えておりますので、ご安心ください。
アフターサポートの方針・やり方は会社により様々です。
これ!といった正解がありませんので、自分に合ったサポート体制のある会社選びが重要です。
一生に一度の大きなお買い物、何年も共に暮らしていく家だからこそ、アフターサポート面もチェックしましょう。

☑自然素材を使用した健康的な住環境
子どもは、敏感なのでアレルギーなど気になる方も多いと思います。
健康面に配慮した家づくりができるのは工務店ならではです。
体に良い自然素材を使用することで、快適で健康的に暮らせる住環境が実現できます。
ワダハウジングの自然素材
ワダハウジングでは、骨組み・床には無垢の木を、壁には5つの自然素材を独自ブレンドした珪藻土の壁を使用しています。
常に人に触れる「床」には無垢の木を。
無垢の床は、味わい深く、住む人に温もりと安心感を与えてくれます。
一般的には合板板の床材の住宅が多く、無垢の木を使用した床は少ないんです。
ワダハウジングはもともと製材屋です。
ナラ、アカシア、ウォールナット、クリ、チークなど良質な材を厳選して使用しています。
無垢材は、味わい深く住む人に温もりと安心感を与えてくれます。

室内の壁や天井には5つの自然素材を独自ブレンドした素材を、左官職人が塗り込み、仕上げています。
5つの自然素材とは?
・宮城のゼオライト
・岡山の石灰石
・千葉のつのまた糊
・卵の殻
・米国産の珪藻土

これらの自然素材を使用した珪藻土の壁は、
★脱臭
★調湿(湿度コントロール)
★花粉の吸着分解
★シックスハウス症候群予防
など様々な効果があり、快適性や健康面などに大きな効果があります。
実際にワダハウジングで家を建てられたお客様のお声では、
・子どものアレルギーが改善された
・家の中にいると花粉症の症状がおさまる
・梅雨の時期でもジメジメした湿気を感じない
・夏でも空気がカラっと気持ちがいい
・焼肉をした次の日に匂いが残らない
・ペットの嫌な臭いがに気ならない
・アトピーが改善された
など、様々な嬉しい効果のお声をいただいております。

自然素材を多用した家づくりのメリット
★事前素材ならではの温かみのある空間をもたらす
★健康的で心地よく、癒しの空間になる
★視覚・嗅覚から情緒が安定し、リラックス効果が期待できる
★自然と調和した、暮らしを豊かにするデザイン
★無垢の木は、経年変化による味わい深さをたのしめる
こんなメリットがあります。
自然素材は、子どものためだけでなく、家族みんなを健康的で心地よい空間を導いてくれますのでおすすめです。

ワダハウジングは、材木屋からきた工務店です。
その100年余りの経験から、素材を目利きしています。
工務店での家づくりは、自由度が高く、子育て世帯ならではのアイデアや工夫を取り入れた、自分だけの注文住宅を作り上げることができます。
家族とともに、何十年もともに生活していく自分だけの家づくりです。
家づくりは、人生の中でも大きなお買い物。
失敗・後悔のないよう、工務店選びは重要です。
ワダハウジングでは、随時相談会・見学会を開催しています。
ご相談・ご連絡お待ちしております。


ワダハウジング和田製材株式会社
花田結香
