2025.12.09
木造住宅の安心と快適を手に入れるための耐震補強とリフォーム計画
家づくりサポーターの吉田洋子です!
今お住いの家は、暖かいですか?
ここ数年、窓リノベや補助金の関係で、リフォームする方が増えて来ています。

今回ご紹介するのは、市の耐震診断をされて、上部構造評点のうち最小の値が0.21。
耐震補強をする必要があると、ご相談にいらっしゃった方のお話です。

上部構造評点とは、木造住宅の耐震性を評価する指標です。
耐震補強をして、上部構造評点が1.0以上なら一応倒壊しないとなります。

上記の表にあるように、上部構造評点を1.5にしなければ、耐震等級3に該当する「倒壊しない」レベルまでにはなりません。
特に旧耐震の住宅は、接続部の金物が使用されていない場合がほとんどなんです。

現在の住宅と比べると、開口部分が非常に多い!
6帖間の部屋の端から端までを、天井から畳まである掃き出し窓だらけ。

壁がほとんど無い状態です。
耐震補強をして、上部構造評点を1.5にするには、窓を少なくして壁を作り、柱の上と下を梁や土台などに金物で止めなければなりません。
柱や梁を残して行うフルリノベーションがお勧めですが、予算も関係して来ますので、一応倒壊しないレベルの1.0以上にしたいとおっしゃられる方も少なくありません。
今回ご紹介する方は、
①耐震が心配だから上部構造評点を1.0以上にしたい。

②浴室を暖かくしたい。

③いつも家族で集まる部屋を暖かくしたい。

以上の3点をご希望されました。
平屋の住宅を2回増築されて2階建てにしていたので、2階と1階の柱の位置や、壁の位置も揃っていませんでした。
壁補強の箇所を最低限にして金物を取り付けて、上部構造評点を1.03にすることで合意をいただけました。
他にはすべての窓をカバー工法や、サッシのみの交換など。

大きな窓のタイル張りの浴室を、窓を小さくしてユニットバスに交換。

みんなが揃う部屋の床に断熱材を入れて畳から無垢の床に変更。
何とかご要望に沿う形でのリフォーム工事が出来そうです。

ローンを組んでフルリノベをされる方、今ある資金で少しでも快適に住んで行きたい方、ご両親の家を思い出を残したまま耐震補強をしたい方。

お客様によって内容は様々です。
出来る限り寄り添い、ご提案をさせていただき、快適に暮らしていただける住宅へとランクアップ出来ればと考えております。
新築、リノベ、リフォーム、2世帯住宅、ペット共生住宅。
気になったことがございましたら何でもご相談ください。
お問い合わせお待ちいたしております。
※今後も解体から完成までブログを更新していきます。
楽しみにしていてくださいね!


ワダハウジング和田製材株式会社
吉田洋子
