2026.03.27
二世帯住宅を検討されている方へ、後悔しないためのポイント
こんにちは、篭橋です。
親世帯と子世帯が一緒に暮らす「二世帯住宅」
最近は、資材・人件費の高騰や子育てサポート、将来の介護を見据えて検討される方が増えています。

ただ、実際に建てた方の中には
「思っていた生活と違った」
「もう少し考えてから建てればよかった」
という声もあるのが事実です。
二世帯住宅を検討されている方へ、後悔しないためのポイントをご紹介します。

■二世帯住宅の主な3つのタイプ
二世帯住宅には大きく分けて3つのタイプがあります。

【完全同居型】
玄関・キッチン・お風呂などを共有するタイプです。
「メリット」
・建築費用を抑えやすい。
キッチン・お風呂・トイレなどを共有することで、設備費用が抑えられます。
・電気や水道のメーターを共有するので基本料金の節約になります。
・家事や子育てで協力できる
同じ空間にいるため、家事や子供の見守りがしやすく、声を掛け合うことでコミュニケーションをとりやすくなります。

「デメリット」
・プライバシーの確保が難しい。
玄関・キッチン・リビング・お風呂などを共有するため、生活状況が把握されやすくなります。
ストレスを感じる場合もあるかもしれません。
・生活リズムの違いによるストレス。
生活スタイルが違うと、就寝や入浴の時間も違ってきます。
生活音や水回りの作業音、足音・話し声などが気になるかも…
また、設備(キッチン・お風呂・トイレなど)が共有のため、お互いに譲り合いながらの生活になる場合があります。

【部分共有型】
玄関やお風呂など一部を共有するタイプです。
「メリット」
完全分離型に比べ、建築費用・維持費を節約できる。
水回り設備などを共有することで建築コストを抑えられます。
・スペースの有効活用。
共有スペースを増やす分、個室を広くしたり、趣味の部屋を作ったりと、敷地を効率よく使えます。
・ほどよい距離感を保てる。
玄関やキッチンで顔を合わせる機会があるため、お互いの安否確認や、共働き世帯が親に子育てのサポートを頼みやすい環境になりやすいです。
二世帯住宅では、このタイプを選ばれる方が多い傾向があります。

「デメリット」
・生活リズムの違い。
こちら、完全同居型の時にもいいましたが、早起きする親と夜型の子供など起床・就寝・入浴時間が異なると、お互いの生活音や行動が気になりストレスになる場合があります。
どちらにしても、2世帯住宅を始める前に、しっかりとした話し合いと決めごとをして望むことが仲良く暮らしていくコツではないでしょうか。

【完全分離型】
玄関からキッチンまで、すべて別の住宅として設計するタイプです。
「メリット」
・プライバシーを確保できる。
・生活リズムが違っても安心。
お互いに独立しながらも同じ家に住む安心感が魅力です。

「デメリット」
・建築費用は高くなりやすい。
・同じ家に住んでいながら姿が見えないのは寂しい。

■二世帯住宅でよく聞く、よかったポイント
大きく分けて3つ、お金、サポート面、税制面になります。
「お金の負担が軽くなる」
親世代が土地を持っている場合や、持っていなくても、共同でお金を出し合って家を購入できるため、費用の負担が軽減されます。
また、一緒に生活していくので光熱費、通信費、食費などを世帯間で共有することで毎月の経費負担を抑えることができます。
「お互いの助け合いと家族の安心感」
子育てサポート、家事の分担、将来の介護への備えなど。
お互いに安否確認が自然にできるため、双方にとって大きな安心感につながります。

「税制や補助金の優遇」
相続税の節税。
「小規模宅地等の特例」が適用されると、土地の評価額が最大80%減額され、相続税を大幅に抑えられる可能性があります。
また、固定資産税の軽減など一定の条件(2戸分と認められる構造など)を満たせば、固定資産税や不動産取得税の軽減措置を世帯ごとに受けられる場合があります。
こちらは各自治体によって内容が異なる場合があります。
詳しくはお住まいの自治体へお問い合わせください。

■二世帯住宅でよく聞く、後悔ポイント
実際に多いのは次のようなケースです。
「生活音が気になる」
世代によって生活スタイルが違ってきます。
早起きの親世帯と夜遅くに帰宅する子世帯では、おのずと生活リズムが異なります。
「水回りの位置が使いにくい」
夜間にトイレに行くことが多くなると思われる親世帯にとって、共有トイレだと、寝室近くにトイレがない場合など後で困ったと思うこともあるかもしれません。

「収納が足りない」
二世帯で住む住宅は二世帯分の荷物が収まるようにする必要があります。お互いに、ものの整理ができない場合、物があふれて生活に支障が生じる場合もあります。
前もって不要なものの整理と必要なものを置く場所を含めた間取りをしっかりと考えておきましょう。
「将来の介護を楽観視していた」
いざ介護が必要になったとき、自分たちが思っていた以上に大変な場合があります。
介護を楽観視せず経験者に意見を求めるなど勉強して間取り等に生かしましょう。

■二世帯住宅をご検討の方へ
二世帯住宅は、今の生活だけでなく、これからの暮らしを想定して設計することが大切です。
間取りも
- 土地の条件。
- 家族構成。
- 将来の生活。
によって大きく変わります。

また子育てのサポート、将来の介護を見据えたうえで、親世代、子世代としっかりと話し合って検討してください。



ワダハウジング和田製材株式会社
篭橋和子
