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収納は「量」より「場所」で決まる。散らからない間取りの作り方

収納は「量」より「場所」で決まる。散らからない間取りの作り方

収納は「量」より「場所」で決まる。散らからない間取りの作り方

こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
一級建築士など多数資格を持っています!

家づくりにおいて、間取りの打ち合わせを行うと、必ずと言っていいほどテーマになることがあります。

それは「収納」です。

土岐市で散らからない収納がある間取りならワダハウジング

「今の家はモノが溢れていて、とにかく片付かない!」
「新たに家づくりをするなら、とにかく大きな納戸が欲しい。」
「収納率は何パーセントあれば大丈夫ですか?」

こうした声をよくお聞きします。
数多くの家の設計に携わり、また住んでからのアフターメンテナンスで多くの家を拝見してきた経験から、感じたことがあります。

それは、「収納の量」をいくら増やしても、家は片付かないということです。

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むしろ、量を確保することばかりに固執してしまい、住みづらくなってしまうこともあります。
散らからない家にするには、収納の量よりも「収納の場所」にあるのです。

今回は、「収納の量と場所」と具体的な間取り案について説明をしていきたいと思います。

1.「収納量」なぜ大きなクローゼットを作っても散らかるのか?

まず最初に、多くの方が考えてしまう「収納量」の思い込みについて整理をしたいと思います。
私も家の設計を職業にする前や経験が浅い時には、収納は収納量で考えていました。

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「収納率」という数字に隠された落とし穴

一般的に、家の収納面積の割合(収納率)は、家の床面積の10%〜12%程度が目安と言われています。
私個人的には、どんな家でも合計で12㎡以上の収納を確保したうえで、床面積の10%〜12%あるか確認をしないと足りていない場合があると感じます。

しかし、この数字はあくまで「収納の面積」をあらわしているに過ぎません。

例えば、2階の寝室にとても大きなウォークインクローゼットを作ったとします。
これで「うちは15%も収納があるから安心だ!」と思っても、実際には1階のリビングや洗面脱衣室がモノで溢れかえっている……ということが、日本の家ではよくよく起きています。

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なぜかと考えた時に、「人間は面倒くさがりな生き物」ということが関係しています。

片付けのハードルは「距離」

片付けというのは、「モノを手に取る」「使う」「元の場所に戻す」という一連の動作で成り立っています。
この「元の場所に戻す」という最後のステップが、使う場所から遠ければ遠いほど、心理的なハードルが急激に上がります。

「2階に持っていくのは後でいいや」
「とりあえず、この辺に置いておこう」

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この「とりあえず」の積み重ねが、散らかりにつながっていきます。
つまり、どれだけ大きな収納があっても、それが「行動するときのついで」に立ち寄れる場所にない限り、「とりあえずここでいっか」あるいは「モノが出しっぱなしになるか」のどちらかになってしまいます。

2.「散らからない場所」の決め方は動線からの逆算法

では、どこに収納を作ればいいのか?
私たちは「動線からの逆算」で作るように心掛けています。

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家の間取り図を見ながら、朝起きてから寝るまで、家族がどう動くかを線でなぞってみてください。
その線が重なる場所、あるいは立ち止まる場所こそが、「収納を作るべき場所」と考えてよいと思います。

具体的に、4つの動線にで説明をします。

① 「ただいま動線」帰宅時の散らかりを玄関でブロックする

外から帰ってきたとき、手には何を持っていますか?
カバン、上着、買い物袋、鍵、スマホ、郵便物などなど、これらを家の中(特にリビング)に持ち込ませないことが、散らからない家への最短距離です。

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  • 「玄関クローク」は靴以外も置く場所:最近人気のシューズインクローゼット(SIC)。ここを単なる「靴箱」にしてはもったいと考えます。ここに「コート掛け」や「カバン置き場」を併設するとよいと思います。 土岐市近辺での暮らしは車移動が中心になります。車から降りて、玄関でコートを脱ぎ、重いカバンを置く。この動作が玄関で完結すれば、リビングのソファにカバンが放置されることはなくなります。ただし、1階の面積が増えてしまうので、土地の広さによっては難しい場合もあります。
  • 「郵便物」の定位置を動線上に作る:玄関からリビングへ向かう途中に、小さな棚やカウンターを配置します。毎日届くチラシや郵便物を、その場ですぐに「仕分け」できる場所があれば、ダイニングテーブルの上が紙類で埋め尽くされることが軽減できます。

② 「家事動線」洗濯を「洗う・干す・畳む・しまう」で一体化する

家の中で最もモノが散乱しやすい原因の一つが「洗濯物」です。
乾いた洗濯物がリビングのソファに山積みに…
これは、収納の場所が「洗濯を干す・畳む場所」から遠いことに原因があります。

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  • 可能なら「ファミリークローゼット」:各部屋に個別のクローゼットだけでなく、1階の脱衣所やランドリールームのすぐ隣に、家族全員の普段着を収納する「ファミリークローゼット」を配置する間取りが増えています。 「洗面所で脱ぐ→洗濯する→近くで干す→隣のクローゼットにしまう」。このように、移動距離が数歩で完結すれば、洗濯物が片付けやすくなります。ただし、1階の面積が増えてしまうので、土地の広さによっては難しい場合もあります。
  • パントリー(食品庫)の配置:ここ数年、買い出しはまとめ買いする傾向が強くなってきています。重い飲み物やストック食材を、キッチンの奥まで運ぶのは一苦労です。 玄関、あるいは勝手口などからアクセスしやすい場所にパントリーがあると重宝します。「買ってきたモノを、靴を脱いで数歩で置ける」場所に収納があると、キッチン周りの整頓がしやすくなります。こちらも1階の面積が増えてしまうので、難しい場合もあります。

③ 「リビング動線」リビングでの生活を整える

家族が一番長く過ごすリビング。
ここが散らかるのは、爪切り、耳かき、リモコン、充電器、文房具、子供の宿題……といった「こまごまとしたモノ」の定位置が決まっていないからです。

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  • 「奥行き」よりも「幅」を重視した壁面収納:リビングの収納でよくある失敗は、奥行きを深くしすぎて奥のモノが取れなくなることです。リビングに必要なのは、奥行き30〜40cm程度の浅い収納で十分です。 ダイニングテーブルのすぐ横や、テレビ台の近くに、こうした「浅くて使いやすい収納」を作ることで、使い終わったモノを「数歩」で戻せるようになります。

④ 「子供動線」自立を促す収納の配置

お子様がいるご家庭では、子供の学校用品やおもちゃが散らかるのも大きな悩みです。

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  • リビング学習を見越した「ランドセル置き場」:子供部屋にランドセルを置くように計画しても、結構長い期間リビングで勉強する子が多くなりました。それならば、最初からリビングやダイニングの一角に「ランドセルと教科書の定位置」「子供が勉強する場所」を作っておくと便利です。 「子供が自ら片付けない」のではなく、「片付ける場所が子供の行動範囲から外れている」ことに原因があり場合もあります。

3. 「量」の適正値をどう見極めるか?

場所が決まったら、次は「どれくらいの量」を作るかです。
これは単に「広ければ広いほどいい」というものではありません。

収納の「詰め込みすぎ」は放置の原因

収納は、モノを詰め込むための箱ではなく、モノを「管理するための場所」です。
私の経験上になってしまいますが「今の持ち物の1.2倍まで」を基準にすることです。
これ以上増やすと、何をどこに置いたか把握できなくなり、結局新しいモノを買ってしまいます。

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「見える収納」と「隠す収納」

全てのモノを扉の中に隠そうとすると、扉を開けるというアクションが増えるため、片付けが面倒になってしまうことがあります。

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  • 頻繁に使うモノ(毎日使うカバン、鍵など):扉のないオープンな収納、あるいはフックに掛けるだけにする。
  • たまに使うモノ(季節もの、ストックなど):扉のあるクローゼットや納戸にしっかりと収める。

このバランスを意識することで、使い勝手とスッキリした見た目の両立が可能になります。

奥行きの使い分け

量(面積)を有効に使うために、奥行きをモノに合わせて変えて使うことが大事になります。
収納の場所に合わせて奥行に変化をもたせることで、使い勝手が大きく変わります。

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  • 奥行き30cm〜45cm:本、文房具、食器、日用品ストック。
  • 奥行き60cm~75cm:衣類(ハンガーに掛けた肩幅が約60cmのため)
  • 奥行き80cm〜90cm:布団、季節家電、大きな衣装ケース。

適していない奥行きの場所にモノを詰め込むと、手前しか使わなくなったり、奥のモノが一生出てこなくなったりします。
これが「収納量はあるのに片付かない」原因の一つです。

4. ライフスタイルに合わせた「収納」

私達が暮らしている地域は、都会のマンション暮らしとは異なる「収納」が必要になったりします。

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車社会ならではの収納

冬用タイヤ、洗車道具、アウトドア用品などなど、これらを家の中に持ち込むのは現実的ではありません。
持ち込んでも玄関土間までが限度だと思います。

家の設計段階で、玄関に土間収納や、外から使える物入、ビルトインガレージの際などを「収納場所」として利用することも大事になります。

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季節の入れ替えを最小限にする

寒暖差のあるこの地域では、衣替えが大変なので、できれば「衣替えをしなくて済む量と場所」を確保したいところです。

ファミリークローゼットを「夏物・冬物」で分けず、入れられるだけの「幅」を確保する。
あるいは、枕棚(高い位置の棚)を有効に使い、同じ空間内で上下の入れ替えだけで済むように設計したり、ハンガーを2段にしたり、普段使うものはハンガー、使わないものは畳んで棚に並べるなど、少ないスペースを有効活用できれば面積を増やさずに収納量を増やすことができます。

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5. 一緒に考える「散らからない家」

ここまで「場所」と「量」の話をしてきましたが、その他にも大切なことがあります。
それは、「収納計画はライフスタイルの洗い出し」ということです。

私たちは、ただ間取りを描いているだけではありません。

「朝起きてから、まず何をしますか?」
「週末はどのように過ごされますか?」
「将来、お子様が成長したとき、そのスペースはどう使いたいですか?」

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このようなヒアリングを繰り返す中で、そのご家族にとっての「最適な収納の場所」を見つけ出したいと思っています。

可変性を持たせる

子供が独立した後、子供部屋のクローゼットが「開かずの間」になってしまうのはもったいないと思います。

最近では、あえて固定の棚を作らず、ライフステージの変化に合わせて棚板の高さを変えたり、収納ユニットを組み替えたりできる「可変性のある収納」を提案することがあります。

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今現在に合わせるだけでなく「将来」の変化に対応できるように準備しておくことが、長く住み続ける家にはとても大事なことです。

お金を掛ければリフォームでどんなことでも可能になりますが、準備をしておくことで出費が少なくなりますから…

6. 散らからない家のまとめ

散らからない家は「収納の量」より「場所」にあります。

この言葉の意味を、少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。
ポイントは5つ

  1. 収納は「量」ではなく「動線」で決める。
  2. 「使う場所」から「戻す場所」までの歩数が少なくなるように配置する。
  3. 帰宅時の動線(玄関)と家事動線(洗濯・買い物)を可能なら優先する。
  4. モノの種類に合わせて「奥行き」を使い分ける。
  5. ライフステージの変化に合わせて可変できるようにする。
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家づくりは、人生の中で一番といっていいほどのイベントです。
新しい家での暮らしが、毎日片付けに追われる日々になるか、それとも片付いた家でゆとりを持って家族との時間を楽しめる日々になるか?

「収納の場所」によって日々の暮らしが変わります。
モチロン収納の量も12㎡以上かつ床面積の10%~12%は必要ですが…

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私が取得した一級建築士や省エネ建築診断士などの専門知識は、単に丈夫な家、夏涼しく、冬暖かい家を建てるためだけに勉強したわけではなく、そこに住む人が、いかにストレスなく、笑顔で毎日を過ごせるか?
そのための「アイデア」を提供する知見を増やす為に取得しましたので、何かの役に立てれば嬉しい限りです。

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ワダハウジング和田製材株式会社

・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・住宅外皮マイスター
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
・既存住宅状況調査技術者
・JBN省令準耐火構造資格者

纐纈和正

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