2025.09.07
土岐市で行った注文住宅の造作工事を紹介です!

工事現場の管理やメンテナンス等を担当する
工務課、植松達矢です。
注文住宅の工事についての事を
色々紹介しています。
・二級施工管理技士。
・福祉住環境コーディネーター2級。
造作工事とは、上棟が終わり骨組みだった注文住宅に天井や壁・床や造り付けの収納などを取り付けて行く、様々な工事の総称です。
注文住宅作りの中で一番長いこの工事の期間は、沢山の種類の作業を見る事が出来ます。

注文住宅の造作の時期には、構造材(木材や金物)の取り付けが完了して、構造検査に合格すると吹付断熱の施工を行います。
吹付の完了後には、天井などの骨組み工事。
天井は仕上げの塗材を塗る為の下地の板を貼りやすいように、木材を91cm間隔と45㎝間隔で、井桁に組み建てていきます。

数字の基準は、尺と言う日本の昔からの建築の規格単位で1尺=30.3㎝をcmに直しても誤差の少ない3尺(90.9㎝)の倍数に合わせた、規格材料に合わせる為です。
なので注文住宅の設計をする際には、91cmと半分の45.5cmを使用して割り付けが良い様にサイズを決めて行きます。
ホームセンターに売っている3×6の板材は、90.9㎝×181.8㎝の尺モジュールの材料になります。

骨組みの完成後はボードを搬入して天井に石こうボードを張る工事。
ボード材を張り終えると床板を貼る工事が始まります。
床工事では9センチ幅の板材を1枚ずつ並べてサネ(凹凸)を組み合わせ、床材同士が押し合わない様にスペーサーを挟み隙間を開けて、見えない位置に細い釘を打ち止めて行きます。

床を貼る工事が完了すると壁に石こうボードを張る工事開始。
張り終わった所は、養生(保護材)を止めながら工事を進めていきます。

壁工事では、後から収納や棚板を取り付ける位置に木材や木板の下地を入れて、柱の間に取り付けしてボードを張る前の準備完了。
板を張る工事が始まると天井までの長さに切った石膏ボードを運び、柱(10センチ幅の木材)に止め付けて行きます。
石こうの塊の重たい板材を運ぶ職人のパワフルな姿は、カッコ良いです。
取り付け位置まで運ぶと壁に押し当てて、20センチ間隔で柱と間柱(柱の間の4センチ程の木材)に止め付けて行きます。

天井・壁・床が出来上がる頃になると、棚板などを搬入して取り付けの工事。
受け材やレールを取り付けを行い、棚板を加工して設置・床との見切りに巾木を取り付けてます。
下地の組み立てと取り付けが完了すると、造作工事完了です。
造作後は、仕上げの塗り壁工事や器具の取り付け工事などの工事を行い住宅の工事が完成します。


土岐市で木材を沢山使った注文住宅を造作する
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢

初投稿 2021.12.10
改修 2025.09.07