2025.09.18
注文住宅お悩み相談室~知っておきたい平屋と2階建ての違い~
こんにちは!
ワダハウジング和田製材株式会社
家づくりプランナー
加藤卓巳です!

今回は「知っておきたい平屋と2階建ての違い」です。

1.平屋21,297→2階建138,954
この数字は何だと思いますか?
平屋の着工件数は2013年の36,551件から2023年には57,848件に増加している一方、二階建ては2013年の424,511件から285,557件に減少しており、近年平屋の着工件数が増加する傾向にあります。
2013年から10年後の着工件数の差を示しています。
この変化は、少子高齢化による暮らしやすさの重視、リモートワークの普及による広い土地の活用、ミニマリスト志向の広がりなどが背景にあると推測されます。
(国土交通省「建築着工統計調査」参照)

最近インスタグラム等のSNSでも平屋の注文住宅の投稿が増えていますよね。
とはいえ、それでも注文住宅の着工棟数の約85%は2階・3階建てです。
さて、ここでは平屋と2階建ての注文住宅のポイントに触れていきたいと思います。

1-1.平屋の注文住宅のメリット
最初に平屋の注文住宅のメリットですが下記のような項目があげられます。
・ワンフロアで生活動線が楽
・老後も楽に過ごせるバリアフリー
・各居室からのつながり感が強い
・光熱費を抑えやすい
・屋根形状を室内空間にいかしやすい等々
1-2.平屋の注文住宅のデメリット
逆にデメリットとしては
・同じ床面積なら2階建てと比べ高額(屋根や基礎が広くなる為)
・広い敷地が必要になる
・周りの環境によっては日当たりが悪くなる
・外部に面した部分が多いためセキュリティ性の不安がある等々

メリットとしては、家族とのつながり感を感じられる事や家事動線の楽さが、平屋の注文住宅を希望のお客様からは聞かれます。
ただ、土地の広さが必要になったり建築費自体も2階建ての注文住宅と比べ少々割高になることが多いのがネックポイントになるケースが多いです。

1-3.2階建ての注文住宅のメリット
最初に2階建ての注文住宅のメリットですが、下記のような項目があげられます。
・敷地が広くなくても部屋数を確保しやすい
・総2階ならコストメリットが高い
・お互いのプライバシーを確保しやすい
・狭小地でも2階リビングにすることで日当たりを確保できる
・バルコニーを付ける事ができる等々

1-4.2階建ての注文住宅のデメリット
逆にデメリットとしては
・1階に居室が無い場合、老後の生活が不安
・プライバシーが確保される反面つながりが薄くなる可能性も
・階段の上り下りがあり生活動線が長くなる
・場所によっては高さ規制などに注意する必要がある等々
メリットとしては部屋数の確保が出来る事や、建築費を抑える事ができることなどが大きいのではないでしょうか?
また平屋の注文住宅を建てるほどの敷地が必要ないため、土地費用も抑える事ができます。
半面デメリットとしては老後の心配が多いようです。
1階の居室の必要性も十分に検討しましょう。
また家族とのつながりが希薄になる事を心配させる方は、階段位置に気を付けて間取りを考えていきましょう。

2.最後に
今回は【知っておきたい平屋の注文住宅と2階建ての注文住宅の違い】をお送りしてきました。
大事なポイントはコスト面の違いと老後まで考えた生活スタイルです。
もちろん平屋の注文住宅でも高額になるばかりではありません。
例えば2階建ての注文住宅時は33坪を希望されていた方が、28坪の平屋の注文住宅を建てられたケースもあります。
間取りの考え方で解決する部分もあります。
まずは生活スタイルと予算の把握をしっかりしていきましょう。
自分達には、平屋の注文住宅が良いのか? 2階建ての注文住宅が良いのか?
もしよければご相談下さい。
今まで事例を含め、お客様にあったアドバイスができればと存じます。


※詳しくはホームページから無料相談で承ります。



ワダハウジング:和田製材株式会社
・宅地建物取引士
・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
・住宅ローンアドバイザー
・省エネ建築診断士
加藤卓巳
