2026.05.13
明るさの感じ方は人によって違います。家を建てるなら照明にもこだわると暮らしやすくなります。
こんにちは!
篭橋和子です。
「なんでそんなに暗くて平気なの?」
「逆に、なんでそんなに明るくしたいの?」
家族で一緒に暮らしていると、こんな会話をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

同じ部屋で、同じ照明の下にいるのに、
「ちょうどいい」と感じる人もいれば、
「暗くて見えにくい」と感じる人もいれば、
「明るすぎて落ち着かない」と感じる人もいます。
実はこれ、単なる好みだけではなく、“目の色素”や“光の感じ方”の違いが関係しているとも言われています。

家づくりでは、間取りや収納、外観デザインなどに目が向きがちですが、毎日長い時間を過ごす家だからこそ、「照明計画」は暮らしやすさを大きく左右します。
今回は、目の色と明るさの感じ方の違い、そして快適に暮らせる照明計画についてお話しします。
目の色で違う“明るさ”の感じ方
家族で自分だけがお休みの日。
そんな日は、コーヒーとおやつを用意して、TVを見る時間がちょっとした楽しみになっています。

1人で見るときは、悪魔や妖怪、魔法使いが出てくるようなファンタジー作品や、中世ヨーロッパ風の世界観のものが好きです。
ただ、そういう作品って、暗いシーンが本当に多いんです。
洞窟の中、夜の森、ロウソクの灯りだけ…。
正直、「何やっとるか分からん!」と思うくらい画面が暗い作品もあります。
でも不思議なことに、私はそこまで気になりません。

ところが家族は、「暗すぎて分からん」なんて言われることがあります。
同じテレビを見ているのに、感じ方が全然違うんです。
最初は「好みの違いかな?」と思っていたのですが、調べてみると、目の色素の違いによって“光の感じ方”に差が出るという話を知りました。

暗くても新聞が読めますか?
一般的に、目の色素が薄い方は、少ない光でも見えやすいと言われています。
白人の方など、青や緑系の明るい瞳を持つ人は、日本人に多い濃い瞳の人に比べて、少ない明るさでも物が見えやすいそうです。
そのため、日本人からすると「暗くない?」と思うような照明でも、普通に生活できることがあるそうです。

実際、海外の映画やホテル、レストランなどを見ると、日本に比べて照明がかなり暗めに感じることがあります。
間接照明だけだったり、天井照明が少なかったり。
初めて海外のホテルに泊まったとき、「え、こんなに暗いの?」と感じた方もいるかもしれません。
でも現地の方にとっては、それが“落ち着く明るさ”ですね。
逆に、目の色素が薄い人は、強い光をまぶしく感じやすいとも言われています。
つまり、「暗さに強い」一方で、「明るい光には敏感」という特徴があるようです。
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さらに興味深いのが、白内障の発症年齢の違いです。
白人は、30代頃から白内障の症状が出始めるケースもあるそうです。
一方、日本人は60代頃から増えると言われています。
もちろん個人差はありますし、生活習慣や紫外線量なども関係します。
ただ、目の色素が薄いほど、紫外線や光の影響を受けやすいと考えられているそうです。
そう考えると、「とにかく明るければ快適」というわけではなく、目への負担を考えた照明選びも大切だと感じます。

特に最近は、パソコン・スマホ・タブレット・テレビなど、日常的に強い光を見る時間が増えています。
だからこそ、家の照明も「ただ明るい」だけではなく、“疲れにくい光”を意識することが大切なのかもしれません。

家の中でも“光対策”は大切
家族と比べると、私はほんの少しだけ明るい色の目をしています。
そのせいなのか、スマホの画面もかなり暗めに設定しています。
家族にそのままスマホを見せると、「暗すぎて見えない」と言われることがあります。
でも私からすると、それ以上明るいと目が疲れてしまうんです。
また、家の中でも感じ方の違いがあります。

私は、リビングの照明が付いていれば、キッチンの電気を付けなくても特に困りません。
ですが家族は、キッチンの照明もしっかり付けて作業しています。
料理をするときだけではなく、ちょっと飲み物を入れるときも点けています。
もちろん、単純に「明るい方が好き」という好みの問題もあるかもしれませんが、もしかしたら瞳の色が関係しているのかもしれません。
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家づくりでは「調整できる照明」が便利
だからこそ、家づくりでは“照明を調整できる”ことがとても大切だと思います。

例えば、
- 調光機能付きの照明にする
- 間接照明を取り入れる
- フロアライトやスタンドライトを使う
- 必要な場所だけ照らす
- シーンによって明るさを変える
こうした工夫ができるだけで、暮らしやすさはかなり変わります。
特におすすめなのが、「全部を一気に明るくしない」ことです。
最近の家づくりでは、天井にダウンライトをたくさん並べるケースも多いですが、光源が直接目に入りやすいため、人によってはかなりまぶしく感じます。
特に、目の色素が薄い方や、光に敏感な方には負担になることもあります。

そのため、
- 壁を照らす間接照明
- 足元灯
- スタンドライト
- ペンダントライト
などを組み合わせると、やわらかく落ち着いた空間になります。
必要なときだけ明るくできるようにしておくと、家族それぞれが快適に過ごしやすくなります。
「くつろぐ部屋」と「作業する部屋」は分けて考える。
照明計画で大切なのは、“部屋の使い方”に合わせることです。

例えば、リビング。
家族でテレビを見たり、ゆっくり過ごしたりする場所なら、少し落ち着いた明るさの方がリラックスできます。
反対に、
- キッチン
- 洗面所
- 書斎
- 子どもの勉強スペース
などは、手元が見やすい明るさが必要です。
つまり、「家全体を同じ明るさにする」のではなく、“場所ごとに適した光”を考えることが大切ですね。
これは実際に住み始めてから、かなり実感する部分だと思います。

明るい家=快適とは限りません。
家づくりの広告では、
- 明るいリビング
- 大開口の窓
- 光が差し込む家
などがよく紹介されています。
もちろん自然光はとても大切ですし、気持ちの良い空間になります。
ですが、実際に暮らしてみると、
「思ったよりまぶしい」
「夕方になると西日がきつい」
「落ち着かない」
と感じることもあります。

特に最近は、物価高で外より家で過ごす時間が長くなっています。
だからこそ、“明るい家”よりも、“心地よく過ごせる家”の方が大切なのかもしれません。
照明は、毎日当たり前に使うものだからこそ、少しの違いが暮らしやすさに大きく影響します。

照明計画で暮らしやすさは変わります。
明るさの感じ方は、人によって本当に違います。
同じ家族でも、
- 明るい方が安心する人
- 少し暗い方が落ち着く人
- まぶしさに敏感な人
- 暗くても平気な人
それぞれ違いがあります。
だからこそ家づくりでは、「あとから調整できる照明計画」にしておくことがとても大切です。
間取りや収納、デザインももちろん大切ですが、毎日過ごす家だからこそ、“光の心地よさ”にも目を向けてみてください。
照明を少し工夫するだけで、家はもっと居心地の良い場所になります。



ワダハウジング和田製材株式会社
篭橋和子




