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瑞浪市で行った住宅工事の地盤調査や基礎を紹介!

瑞浪市で行った住宅工事の地盤調査や基礎を紹介!

瑞浪市で行った住宅工事の地盤調査や基礎を紹介!

工事現場の管理やメンテナンス等を担当する工務課。
植松達矢です。
住宅の工事についての事を色々紹介しています。
・二級施工管理技士。
・福祉住環境コーディネーター2級。

住宅の基礎を下からささえる地面の硬さ、その強さを調べる為に地盤調査を行いました!!

行った地盤調査の結果としては柱状改良の判定でした。
何を元に地盤改良が必要かの判断をするかと、その後の地盤改良や住宅基礎の工事方法をご紹介です。

◆地盤調査の方法

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

地盤調査は運び込んだ機械を使い、住宅を建てる位置で細く長いドリルを、地面に回しながら刺して地盤の強さを見ます。
その刺さり方で住宅の基礎を、地面の上にのせても大丈夫か地面の強度を確認。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

調べる位置は住宅の基礎の重さがかかる四隅と、真ん中の計5カ所を調べて行きます。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

判定の方法としては機械でドリルを刺していく時に機械が抵抗を感じて地中の情報を確認します。
その時に「スルスル」や「ガリガリ」・「叩いて刺す」等、刺さり方で土の層ごとの硬さを記録。
何度か叩いても入らなくなった深さなどで、硬い岩盤の深さを調べて行きます。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

地面に刺した結果で地面の下の岩盤の形状や、土地の見えない土質や深さを確認。
敷地の土質と昔はどんな土地だったかを判断に加えて、どんな地盤改良が必要か、しなくても大丈夫な土地なのかを判断して行きます。
今回は場所によって「スルスル」と「ガリガリ」の2種類の音が鳴り、3m~6mほどの深さで叩いても地面に刺さらなくなりました。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

数日後に判定が届き、結果は(柱状改良)コンクリートを地中で混ぜて柱状に固める地盤改良に決定。
調査以外でも昔に田んぼや畑・谷など、埋め立てをした土地の場合は地盤改良の判定が出やすいです。
調査をした箇所の半分ほどがスルスルと3~4m前後で刺さる場合も地盤改良の判定になりやすく。
全体的に表面のみ1~2m程柔らかい時は(表層改良)土とコンクリートを混ぜる地盤改良になる事も。
地域や土地によって判定や金額が変わる為、計画を立てる時には、必要に応じて予算を備えましょう。

◆柱状改良工事

今回の判定で出た、柱状地盤改良の工事をご紹介です。
柱状改良工事では住宅の基礎の外周や、基礎の立ち上がりなどの荷重が多く掛かる位置に合わせて30~40本前後の補強を行います。
位置出しを行い事前に改良をする箇所に目印となるピンを設置。
当日は長い筒状のドリルが付いた大型の重機を搬入して工事開始です。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

地盤改良工事では重機の先についた長い筒のドリルを地面に差し、穴を開けながら硬い地盤まで筒を差し込みます。
今回は判定で出た5~6mを基準にドリルのついた長い筒を固い地盤まで到達させて、抜きながらコンクリートを流し込み、土と混ぜてたくさんのクイを作成して行きます。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

クイの作成後は重機や人力で改良した土をスキ取り、オートレベル(高さを見る道具)を使い職人が地盤改良の高さを調整。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

地盤改良後は余分な土を処分して、基礎工事に備えて行きます。

・地盤改良後の地業工事(基礎工事の準備)

地盤改良後は住宅基礎の芯で位置出しを再度行い、基礎の外周を囲う様に一定の高さで木材を取り付け、基礎の通り(芯)に糸を張る(丁張)を行います。
丁張の糸の高さを元に基礎の高さに合わせて外周や内周で土をスキ取り砕石を敷き、叩き固めて基礎を乗せる下地を作成。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

形が出来た所でビニールの防湿フィルムを敷き、外周をコンクリートで固めます。
基礎工事で打設するコンクリートは水分を通すので、フィルムを1枚挟む事で地面からの湿気を防ぐ効果を持たせます。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

乾燥後は防湿フィルムに基礎の通りを記入して配筋工事の準備が完了です。

・基礎配筋(基礎の骨組み工事)

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

ここから基礎の工事が本格的に開始!
配筋(図面を基準に鉄筋を組み立てる工事)を行い。
設置完了後はスリーブ管(配管を通す材料)の取り付けを行い、鉄筋と配管が干渉する場合は、最低限の範囲で鉄筋を切り適切な補強をいれて行きます。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

鉄筋補強の基準では図面に記載のあるD40(鉄筋径×40)を基準に加工。
式は(鉄筋径×40+切った幅+鉄筋径×40=必要な長さ)です。
必要な長さ以上の物を切った近くに入れて補強をします。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

配筋工事が完了すると第三者機関の基礎検査。
基礎図面通りの配筋か、基礎打設後のコンクリートの厚み確保とスリーブに対しての必要な補強がされているか等の確認を行います。
配筋検査の確認が完了して合格すると基礎のコンクリートを流し込む工事に進んで行きます。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

◆打設工事(コンクリート工事)

基礎のコンクリートは2回に分けて打設工事。
基礎の土台になるベースと、建物の土台を乗せる基礎の立ち上がり打設に分かれます。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

・ベースの打設(1回目のコンクリート)

基礎の床面を造る工事で、沢山のコンクリートを流し込み振動する棒状の機械で基礎コンクリートに適度な振動を与えて、基礎コンクリートの密度を上げ一体化。
広い面では平らに近づくようにトンボやコテで押さえ、基礎の全体に広げながら仕上げていきます。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

打設完了から数日後に基礎の型枠を組み替えます。
型枠の組換え後は基礎と住宅を繋ぐアンカーボルトやホールダウンなどの金物を設置。
設置後はボルトなど、基礎の金物確認を行い立ち上がりの打設準備完了になります。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

・立ち上がりの打設(2回目のコンクリート)

型枠の間にコンクリートを流し、ベースとの間に隙間が開かない様に振動を加えて密実で丈夫な基礎を作り上げていきます。

完了後は基礎の養生(基礎を硬化させて強度を上げる)期間を取り、さらに基礎の強度を高めます。
基礎のコンクリートは気候にもよりますが、2~3日で人が乗れる程度の硬さに。
1週間程たつとさらに基礎の強度が上がり傷つきにくく丈夫になります。

この辺りで基礎の型枠を外して次の工事の準備、玄関土間の打設や外周の埋め戻し等を行い。
その後3週間(打設時からは4週間)程の時間を掛けてコンクリートは硬く丈夫になって行きます。

◆基礎完了後の工事は

床下の配管や住宅の土台工事、足場組みを行い上棟の工事を迎えて行きます。

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング
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瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行う
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢

瑞浪市で新築住宅の地盤改良や基礎工事を行うワダハウジング

初稿2021.11.24
  2022.01.10

改修2025.03.07

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