2026.03.15
新築住宅で長く暮らす為に、知っておきたい住まいのメンテナンス講座「サッシ鍵の調整編」
工事現場の管理やメンテナンス等を担当する
工務課、植松達矢です。
注文住宅の工事についての事を
色々紹介しています。
・二級施工管理技士。
・福祉住環境コーディネーター2級。
今回は新築住宅の外部サッシなどに付いている、鍵について紹介です。
玄関の鍵(シリンダー錠)と、掃き出しサッシや引違い窓の鍵(クレセント)の2ヶ所のメンテナンス方法を紹介します。
目次
■玄関の鍵の開閉をしやすくする
サッシの鍵の開閉が硬くなってきた時の調整方法。
※最初に、鍵を刺してから回して開ける鍵穴には油をささないでください。
油に汚れ(砂埃)が吸着して入り込んで鍵穴の中に蓄積し、より鍵が開けにくくなり最終は鍵自体の交換になってしまいます。

住宅サッシの鍵が壊れる事を防ぐ為に、メンテナンスをする時に意外な身近な物を使い鍵を回しやすくします。
それは「鉛筆」です。
シャーペンの「芯」でも大丈夫です。
削れた芯の成分が、埃を付着しない潤滑材の代わりになってくれるので、鍵の溝にそって何回か鉛筆を擦った後に鍵を差し、何度か鍵を回してみてください。
何度か繰り返すと鍵穴の中に潤滑材がすり込めるので、鉛筆を擦る前と比べてサッシの鍵を回しやすくなってきます。

「鉛筆以外の潤滑剤」
鉛筆と同じ成分の鍵穴用潤滑スプレーもあります。
欲しい方は、ホームセンターやインターネットなどで探してみてください。

このスプレーは鍵穴以外にもホコリが溜まりやすい、丁番やラッチ等の滑りを良くしたい所の潤滑剤としても使えます。
住宅には、似たような油を注してはいけない所で「引き戸の戸車」があります。
戸車に油をさすと、車輪のすり減りや埃や毛の詰まりを起こして壊れる為、潤滑材は使わずに定期的にレールや車輪周りの掃除をしましょう。
■引違い窓のクレセント錠(三日月型のロック)
住宅のサッシ(窓)を施錠する為によく使われる金具で、厳密には鍵ではなく錠(ロック金具)になります。
シリンダー鍵の付いた窓もあるので、住宅によっては鍵付きの物を付けられる方もみえるそうです。
クレセント錠の手前には、上下にスライドさせる補助錠が付いていて、スライドさせる事でハンドルの固定をする事が出来ます。
日々の開閉で長く多く使うサッシでは、ぐら付きや掛かりが悪くなる事もあります。
そんな時は、住宅の窓用の説明書に詳しく対処方法が書いてあるので、確認して調整する事が多いです。

「開閉の調整方法を紹介」
住宅のサッシで起こりやすく直しやすい調整を2つ紹介します。
「クレセントの差し込み部分(掛かり)の調整」と「クレセント部品のぐら付き」です。
用意するのはプラスドライバーの2番、細すぎないよくあるサイズの物です。

「クレセントの掛かり調整」
サッシの開け閉めの際にジョリっと金属が擦れる音がするようになったら。
サッシをスライドすると鍵が掛かる所の根元が見えるので、触れる所までサッシを反対側にスライドさせます。
そこにあるネジを緩めて掛かりの良い所に調整して締め直し、調整を繰り返すと鍵の掛かりやすさを調整する事が出来ます。

「クレセント本体のぐら付き調整」
サッシの開け閉めの時にハンドルがグラグラするようになったら。
回す持ち手の部品の上下にあるカバーを押し込みながらスライドして外します。
中に見えるネジを掛かりの良い所で締め直すと解消されます。

調子がおかしいかなと思う所は、是非確認してみてください。
■引違い窓の防犯性を高めるには
クレセント錠とは別に足元の押すと起き上がるロックがあります。
防犯の為にも合わせて使うと、小さくガラスを割っても窓が開けにくくなるので、こちらも合わせて使いましょう。
足元のロックが手前の窓に引っ掛かり、ロックを掛けにくい時は下のリンクから調べられる住宅サッシの調整方法を元に、窓の傾きなどを調整してみると改善する事があります。

「さらに住宅の防犯性を高める方法」
・ガラスに防犯フィルムを貼る。
全体に貼りガラスの強度UP、クレセント周りを中心に広いほうが防犯効果が高いです。
・ホームセンター等で売っているサッシ用の補助錠を追加で付ける。
「窓に貼る物」や「サッシとレールの間に挟み固定する物」があります。
足元のロックと合わせて使用していただくと、中や外からの出入りを好みの位置で制限する事が出来ます。
・クレセント錠を防犯性の高い専用の物に交換する。
追加の鍵や番号で回せなくなる機能が付いた物で泥棒に嫌がられます。
・住宅リフォームで内窓を付ける。
窓が2倍になれば、破る手間が倍に見えるので泥棒から避けられます。
断熱や防音も良くなるのでリフォームをお考えならオススメです。
■サッシメーカーの詳しい調整
今回の内容以外でも、下のブログ内のLIXILやYKK等、外部サッシ引き戸のリンクから詳しい調整の仕方などを調べる事も出来ます。
住宅サッシのメンテナンスを行わず壊れて取返しが付かなくなってしまう前に、正しく調整をして、大事な住まいを長持ちさせていきましょう。



ワダハウジング和田製材株式会社
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・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢

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