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【失敗しない家づくり】見えない「壁の中」が家の寿命を決める!長持ちする家の秘密

【失敗しない家づくり】見えない「壁の中」が家の寿命を決める!長持ちする家の秘密

【失敗しない家づくり】見えない「壁の中」が家の寿命を決める!長持ちする家の秘密

こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
一級建築士など多数資格を持っています!

家づくりを考えたとき、どうしても間取りやデザイン、水回りの設備の豪華さに目が行きがちです。
しかし、家の寿命を決定するのは、完成すると見えなくなってしまう「壁の中」や「構造材」といった部分になります。

土岐市で失敗しない長持ちする家を建てるならワダハウジング

今回は、建築材料や耐久性に関する専門的な知識を、これから家を建てる方にも分かりやすく解説していきます。

家も深呼吸が大切!「壁の中の通気」について

家の外壁には、砂とセメントを練って左官職人が塗り上げる「モルタル外壁」や、工場で作られたボードを貼り合わせていく「サイディング(乾式外壁)」などさまざまな種類があります。
どのタイプにも共通して言える「重要ポイント」が、「壁の中の風通し(通気)」です。

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昔の家づくりでは、壁の裏に空間を作らずにぴったりと材料を密着させる「直張り(じかばり)構法」というものがよく使われていました。
しかし、これは現代の気密性の高い家には非常に不向きです。
万が一、壁の中に雨水が入り込んでしまったり、室内で発生した湿気が壁の中に移動したりした場合、その水分は逃げ場を失ってしまいます。

常に壁の中がジメジメした状態になり、木材が腐ってしまう原因になります。
実際に、築6年未満という短期間でも、雨水が侵入した場合、壁の中の断熱材や木材が真っ黒にカビてボロボロになってしまったという恐ろしい事例もあります。

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そこで現在推奨されているのが、外壁と壁の中の防水シートの間に「通気胴縁(つうきどうぶち)」という木材などを挟んで、意図的に15mm以上の隙間(空気の通り道)を作る「通気構法」です。

この隙間があることで、空気が下から上へと流れ、夏の熱気や室内の湿気を屋外へ逃がしてくれます。
また、万が一雨水が侵入しても、この隙間を通って下へ流れ落ちて排出される仕組みになっています。

人間が汗をかいたら風通しの良い服を着て乾かすのと同じように、家にも「空気の通り道」を作り、常に壁の中を乾燥させることが家の劣化を防ぐ一番の近道なのです。

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雨から家を守る防水紙「透湿防水シート」

壁の中には、外からの雨水の侵入を防ぐために「防水紙(防水シート)」が貼られています。
通気構法の家で主に使用されるのが「透湿防水シート」という非常に優れた材料です。
これは、外からの雨水はしっかりブロックするのに、壁の中の湿気(水蒸気)は外に逃がすという、まるで高機能アウトドアウェアのような役割を果たします。

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しかし、この透湿防水シートも決して万能というわけではありません。
品質の低いシートを使ってしまうと、紫外線や熱の影響で劣化し、わずか数年で表面がひび割れてしまうことがあります。

また、窓のサッシ周りなどを塞ぐ「防水テープ」との相性も重要です。
テープの成分によっては、シートがふやけてシワができ、そこが「水みち」となって雨水を引き込んでしまうことがあるのです。

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さらに怖いのが、施工時の「まくれ(端がめくれ上がってしまうこと)」です。
ピンと張られずにめくれた状態になっていると、台風などの強風時に土台から吹き上がった雨水が、その隙間から壁の内部へ入り込んでしまいます。

そして近年問題になっているのが、木材を長持ちさせるために塗られた「防腐・防蟻剤(シロアリや腐朽を防ぐ薬)」の影響です。
雨水などで溶け出した薬剤成分が透湿防水シートに触れると、シートの防水性能を低下させてしまうリスクがあることが分かっています。

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木材の中に薬剤を浸透処理させたものを使ったり、シートに影響を与えない金属製の通気金具を用いたりするなどの対策が必要になります。

「たかが釘」が大地震で命取りに!?

家づくりでは、数え切れないほどの「釘」や「ステープル(建築用の大きなホッチキスのようなもの)」が使われます。
一般の方からすれば「釘なんてどれも同じでしょ?」と思うかもしれませんが、これは大きな間違いです。

例えば、モルタル外壁を塗るための下地となる「ラス(金網)」を壁に固定する際には、専用の「ステープル」を使います。
ステープルには、細くて短いものから太くて長いものまで様々な規格があります。

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防水シートを仮止めするような細いステープル(F線と呼ばれるもの)で重い金網を固定してしまうと、強度が全く足りません。
実験によれば、指定外の細いステープルを使った場合、壁が地震に耐える力(最大耐力)が本来の半分以下にまで落ち込んでしまうことが分かっています。
地震の揺れで外壁がごっそり剥がれ落ちてしまう危険性があります。

また、構造を支える木材を留める「釘」も同様です。
パッと見は同じ長さ(例えば50mm)の釘でも、胴体の太さや頭の大きさが全く異なる種類が存在します。

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構造用として法律で指定されている太い釘(N50など)を使わずに、大工さんが打ちやすい細い釘を使ってしまうと、家全体の耐震性が著しく低下してしまいます。

完成すると壁の中に隠れて見えなくなる部分だからこそ、それぞれの場所に適正な材料が選ばれ、正しく施工されているかが、家の安全を大きく左右します。

家を蝕む「腐朽菌」と「シロアリ」

木造の家にとって最大の敵は、木を腐らせる「木材腐朽菌(ふきゅうきん)」と、木を食べてしまう「シロアリ」です。

木材腐朽菌が活発に動き出して木を腐らせるためには、「適度な水分」「活動に適した温度」「酸素」「栄養分(木材)」という4つの条件が全て揃う必要があります。

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逆に言えば、このうちの「どれか一つ」でも断ち切れば、木が腐ることはありません。
温度や酸素を無くすことは人間が生活する上で不可能なので、最も現実的で確実な対策は「適度な水分」を与えないこと、つまり「家をしっかり乾燥させること」なのです。
先ほど説明した「壁の通気」や「屋根裏の換気」は、まさにこのために存在します。

一方のシロアリは、暗くて温暖湿潤な環境を好みます。
土の中から基礎を伝ってトンネル(蟻道)を作り、建物の内部へと侵入してきます。
驚くべきことに、シロアリは木材だけでなく断熱材をも食い破って進むことができます。

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対策としては、ヒノキやヒバなどシロアリが嫌がる樹種を使ったり、土壌や木部に防蟻処理の薬をまくことが基本ですが、薬の効果は永遠ではありません。
最も大切なのは、基礎の外側だけでなく床下側からも「定期的な点検」を行うことです。

日本古来の知恵「雨仕舞(あまじまい)」

最後に、家を雨から守る大切な考え方についてお話しします。
現代の家は形が複雑になっており、家のすべての隙間を完全に塞いで水を一滴も入れない「完全防水」を目指すのは、現実的には不可能に近いと言われています。
そこで家の建築で重要になるのが「雨仕舞(あまじまい)」という考え方です。

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「防水」がシートやコーキング材で蓋をして力技で水を止めるのに対し、「雨仕舞」とは「雨水は入ってくるもの」という前提に立ち、入ってきた水を内部に滞留させずに上手く外へ逃がす工夫のことです。

例えば、屋根の「軒(のき)」を長く出して壁に雨が当たるのを減らしたり、水が下に流れ落ちるように屋根や部材に勾配をつけたり、水切り金具を使って雨水を外へ誘導したりする技術がこれにあたります。

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最近はデザイン重視で軒がない「軒ゼロ屋根(四角い箱のような家)」が増えていますが、こうした形状は外壁や継ぎ目に直接雨が当たり続けるため、雨漏りのリスクが非常に高く、施工不良が起きやすい形でもあります。

また、平らな屋根(陸屋根)やバルコニーなども、防水層の傷みや排水溝の詰まりによって室内に浸水しやすい要注意ポイントです。

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見た目のデザインだけでなく、「水をどう受け流し、どう逃がすか」という「雨仕舞」の視点を持つことが、家を長持ちさせる秘訣です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
家づくりは、目に見える内装やキッチン選びももちろん楽しいですが、何十年と安心して暮らすためには、今回ご紹介したような「壁の中の通気」「防水シートの品質」「正しい釘の選択」「シロアリ対策」「雨仕舞」といった、裏側の施工品質が何よりも重要です。

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これから家を建てる方は、ぜひ家を建てる会社の方に

  • 「外壁の通気構法はしっかり取られていますか?」
  • 「雨仕舞の工夫はどうなっていますか?」

と聞いてみてください。
このブログが、皆様の「失敗しない家づくり」のお役に立てれば幸いです!

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ワダハウジング和田製材株式会社

・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・住宅外皮マイスター
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
・既存住宅状況調査技術者
・JBN省令準耐火構造資格者

纐纈和正

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