2025.10.18
知っていてほしい民間住宅ローンの審査項目!

こんにちは!
ワダハウジング和田製材株式会社
家づくりプランナー
加藤卓巳です!

本日は、住宅購入計画を考える上で、大変相談の多い『民間住宅ローン』の事についてご説明いたします。
特に【ローン審査】の事についてお話いたします。
民間住宅ローンの審査について
国土交通省が毎年公表している「民間住宅ローンの実態に関する調査」というものがあります。
このなかに、銀行が融資を行う際に考慮している審査項目のデータが掲載されています。
これらの情報は令和6年度の報告書ですが、見てみますと多くの金融機関が審査の際に考慮する項目として・・・・・

審査に影響する項目について【最新:令和6年度調査】
「完済時年齢」 (98.4%)
「健康状態」 (95.1%)
「担保評価」 (90.5%)
「借入時年齢」 (96.0%)
「年収」 (93.4%)・・・借入比率のこと
「勤続年数」 (93.2%)
「返済負担率」 (90.3%)
等が上位となっています。
こちらは、9割以上の機関が融資を行う際の審査項目としています。

これに対して、「雇用先の規模」や「業種」を項目としてあげている金融機関は少数派です。
多くの金融機関は、国交省の調査に対して「借入者の勤め先によって区別はしません」と回答しているわけですね。
但し、カードローン等の他の債務の状況や返済履歴を参照されるケースもあります(注意)

さて、年齢によるチェックは、ほとんど全ての住宅ローン審査において行われています。
完済時の年齢と借入時(申込時)の年齢が考察されて、申込者の年齢によって最長借入期間が制限されます。

例えば、申込時に50才の人が完済時年齢80才までの住宅ローンを利用する場合、最長借入期間は29年となります。
※金融機関によって異なります
計算式:(80才-1年)-50才=29才分(年) 金融機関の規定によっては、申込時の年齢が40才以上であれば、35年返済の住宅ローンを利用できないケースもありますので、ご注意ください。

次に、「健康状態」がチェックされるということですが、これは団体信用生命保険に加入できるかどうかという審査です。
団体信用生命保険について
ご存知かと存じますが、団体信用生命保険(通称”ダンシン”良く聞きますよね)は、住宅ローンの返済途中で死亡・高度障害になった場合に、本人に代わって生命保険会社が住宅ローン残債を全て支払ってくれる制度。
万が一のことがあっても、残された家族は住宅ローンの返済を免れて、そのまま住み続けることができます。
ちなみに、賃貸住宅だと家賃は免除されません。

この団体信用生命保険は、フラット35では任意加入ですが、民間金融機関の場合は加入が必須です。
つまり、
この審査は住宅ローン申込書と一緒に提出する、本人の自書による「告知書」を基に行われます。

告知内容は、心臓病やがん、脳卒中、緑内障など、一定の病気について、最近3カ月以内の治療・投薬、3年以内の手術歴などです。
高血圧なども記載がありますよ!
(どんな薬を使用しているかも求められますので、お薬手帳は大事ですよ)

もしも病歴を偽って申告する場合は、万が一のときに保険金が支払われなかったり、住宅ローンの全額返済を求められる可能性もあります。
その他、金融機関や個別案件により、重視される審査項目が異なります。
私は、お客様に最適な住宅ローンを提案するとともに、金融機関への審査や住宅ローンの申込みをサポートいたします。
不明な事などご遠慮なく相談してくださいね。

※詳しくはホームページから無料相談で承ります。



ワダハウジング:和田製材株式会社
・宅地建物取引士
・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
・住宅ローンアドバイザー
・省エネ建築診断士
加藤卓巳
