2025.02.11
注文住宅の図面は目的によって様々な表情を持っています!

こんにちは。
ワダハウジングの鈴木です。
今回は【図面】についてお話しますね。
住宅を建てる際に必要なのが図面です。
図面には、住宅の間取りやデザイン、仕様など住宅の完成後の姿が表現されています。

また、図面と言っても、目的によって様々な種類が存在します。
そこで!
一つ一つの図面が何を表しているのか、図面の種類をいくつかご紹介しますね!!
①配置図
対象地の敷地において、どの位置に住宅を建てるかを示した図面です。
基準点(ベンチマークや敷地境界など)からの距離を設定し、住宅位置を決めています。
※ベンチマーク
敷地や住宅の高さの基準点を指します。
施工時の基準レベルになる為、工事中でも撤去せず動かないものをベンチマークとして用います。
例)杭、マンホールなど。

実際の配置図はコチラです。↓

②平面図
住宅の各階を真上から見た図面です。
部屋の配置、柱位置、建具の種類や開き勝手等が記載されています。

実際の平面図はコチラです。↓

③立面図
住宅の外観を東西南北の四方向から見た図面です。

実際の立面図はコチラです。↓

④矩計図(かなばかりず)
住宅の一部分を垂直に切断して、住宅の高さ、各階の床の高さ、基礎や天井裏など各部分の寸法と、仕上げ材や断熱材等、材料や下地の種類が記入されている図面です。
実際の矩計図はコチラです。↓

⑤展開図
各部屋の中央から見た壁面を示す図面で、東西南北4面を表します。
建具や窓の形、高さ、造作収納の位置やサイズが表されている他、壁面に取り付ける部品や補強下地についても描かれています。
実際の展開図はコチラです。↓

⑥伏図(ふせず)
上から透かして見た平面図のことです。
基礎伏図・天井伏図・屋根伏図等があり、主に構造部に用いられる図面で、配置や寸法、割付、仕上げを示しています。
実際の伏図はコチラです。↓

ご参考になりましたか。
図面と聞くと細かい数字や用語ばかりで抵抗があるかもしれませんが、一つずつ紐解いていくとなるほどと思うことも多々あります。

また、図面を読み解く力を高めると、住宅の屋外や屋内の全体像が掴めますので、自分の考えていたイメージとの照らし合わせが出来ますね。


ワダハウジング和田製材株式会社
宅地建物取引士
鈴木章裕
