2026.04.30
土岐市で只今建築中、モデルハウスの地盤改良&基礎工事完了!
工事現場の管理やメンテナンス等を担当する
工務課、植松達矢です。
注文住宅の工事についての事を
色々紹介しています。
・二級施工管理技士。
・福祉住環境コーディネーター2級。
今日は土岐市のモデルハウスで行った地盤改良工事について紹介して行きます。

地盤改良工事は、モデルハウスをのせる地面を固く加工して地面の沈みや傾きを防ぐ為の工事になります。
目次
地盤確認の為の事前準備
「モデルハウスを建築する場所の位置出し」
配置図面を元に境界線からの離れや、基準位置からの距離を出して基準の直線を出します。
その直線から対角や直角を使いモデルハウスの四隅や凹凸部分を出して配置確認を行います。
地盤調査で工事前確認
「スクリューウエイト貫入試験」
最初は硬さの確認、鉄で出来た長いドリル付きの棒を機械でねじ込みながら打ち込み地盤の調査。
各地層の引っ掛りや刺さり具合で、地盤の固さや安定性を確認して地盤改良の種類や深さが分かります。
確認した地面の強さと地域ごとの地盤の種類などを参考に地盤改良の有無が判断されます。
地盤調査は土地によって3~4m程刺さる時や、ほとんど刺さらない事も。
調査結果と地域や地盤の作りを合わせて確認し、改良判定の有無と方法が決まります。
ときどき表層の改良が出るのですがこの改良は土地の埋め立て量が多くて表面の弱い時に出る改良になります。

モデルハウスでは表面の地面は硬そうに見えますが、埋め立てよりも下の層が軟らかかった為、柱状改良の判定が出ました。
柱状改良の計画では、基礎の重さが掛かる所(柱の乗る位置やスパンの大きく開いた位置)を目安にして改良場所の位置出しを行います。
本数は基礎の広さや建築物の重さによって変わるのですが、目安としては35~45本ぐらい施工します。
モデルハウスでは36本の杭工事を予定しました。

柱状改良では杭同士の間隔も重要で、近い位置に杭同士を施工する事で互いに地面に圧力を掛けて沈みにくくもなります。
改良工事を始める事前準備
「地盤改良をする前に打ち合わせと地縄」
打合せでは、高さの基準や外周と内周の打ち分け高さ・外周の杭のずらしや杭の本数の確認を行い、全ての確認と打合せが完了すると柱状改良工事の開始です。
モデルハウスを建てる位置の基準になる線「地縄」を元に、基礎芯の位置を出して柱状改良の杭60cmが外回りの基礎から出過ぎない様に、基礎の芯から10~20cmほど内側にピンを控えて打ち位置出しを行います。

位置出し後は重機の搬入。
柱状改良をする為のコンクリートを流す長い穴を地面に開けながら土を混ぜる大きな重機、コンクリートを液体にして送り込む車両や改良後の地面を整える掘削機など複数の車両を搬入します。

搬入後は最終確認の打ち合わせ。
打合せでは基礎の深さに応じて、外周と内周の改良高さや、基準になるGL「グランドライン」やBM「ベンチマーク」等の確認を行います。

柱状改良をするピンの位置確認を行い、隣地との距離や配管経路などに応じてピンの位置の微調整を行います。
柱状改良工事の開始
杭を作る重機で目印のピンを元に改良を行い、モデルハウスを支える固い地盤の層「支持層」まで、掘削機械で穴を開けながら既定の高さまで穴を掘ります。

層に届いた所でコンクリートを流し込みながら引き抜きや差込みを行い、地面の土とコンクリートを混ぜながら丈夫な支えを作り、混ぜ終わると次のピンに移動して次々と杭を作ります。

コンクリートの流し込みを終えると柱状改良を行った箇所の高さ調整です。

改良が終わった所を重機で打合せの高さまで削り取り、最後は人の手で硬化前に確認しながら微調整や仕上げを行い整えて行きます。

工事が終わる頃になると地盤改良工事の残土をすき取り、杭まわりの余分な土を出して工事完了となります。

地盤改良後は地縄を設置します。
地盤改良工事が終わると
「改良の上に基礎を作る工事」
仕上がると見えなくなる工事ですが地震などの時にはモデルハウスが沈まない様に、見えない所で静かに支えてくれる縁の下よりさらに下の力持ちになります。
改良が終わるとモデルハウスを載せる基礎の工事

基礎工事では、改良の上に位置出しを行い、地面を整える地業を行います

基礎に合わせて床掘や砕石を敷いての転圧、その上に防湿フィルムを敷き外周の押さえに捨てコンを流します。
骨組みの工事
捨てコンが終わると配筋工事、防湿フィルムの上に基礎の墨出しをして鉄筋を搬入して組み立てて行きます。

鉄筋を組み立てながら、スペーサー用のサイコロ(コンクリートで出来た小さいブロック)を地面との間に挟みながらコンクリートの中心に鉄筋が来るように組み立てて行きます。

鉄筋の組み立てが完了すると、水道の配管を通す為のスリーブ(筒)を設置して必要に応じて補強の鉄筋を入れて行きます。

補強鉄筋は切った鉄筋の径(D)×40を切った面から延ばすので、13Dの場合は520×2と切った鉄筋の長さが最小値となります。

鉄筋工事が終わると第三者機関の配筋検査を行い、図面通り鉄筋が設置されているか、コンクリートの厚みや鉄金のつなぎ目に問題は無いかの確認を行い無事に合格するとコンクリートを流す工事に進んで行きます。
初めのコンクリート
検査後のコンクリート工事では、床下の平らな部分ベースの打設を行います。

端から順番にコンクリートの流し込みを行い、振動を掛ける機械で鉄筋の隙間に空気が入らないように流し込み密実で丈夫な基礎を作って行きます。

流し込みが終わると数日乾燥の期間を取り、型枠を組み替えて行きます。
構造との繋ぎ作り
出来たベースの上に土台を載せる基礎を作る為、型枠を組み替えて行きます。

基礎と土台を繋ぐ為に、アンカーボルトやホールダウンを設置。
図面と比べて数量や位置の確認、工法に合わせて高さの確認と木材の継ぎ目などと干渉が無いかを確認します。

確認完了後は2回目のコンクリートを流す工事へと進んで行きます。
土台をのせる所を作成
2回目のコンクリートを流す工事では型枠に目印の高さを付けて置き、高さがそろうように片側から順番に流し込んで行きます。
振動を掛けながら隙間なく流し込んで行き、骨組みとなる鉄筋を包んで行きます。

立ち上がりの打設が完了すると、天板レベラー(ベースと状のセメント)を1センチ以下の厚みで流して仕上げを水平にします。
打設完了後は乾燥の為の養生期間をおいて、しっかりと乾燥させて強度をより高めて行きます。
コンクリート打設完了
4~7日ほどで乾燥が終わると型枠の解体を行います。
型枠を外してから天板の飛び出た部分を擦り凹凸をなくして土台を設置できる状態にします。

基礎のスリーブを抜いて配管を通せるように準備、型枠を止めていた金具を折り基礎内の掃除をして基礎工事が終わります。

外周の埋め戻しを行い、玄関の階段部分に枠を組み立てて、玄関土間のコンクリートを流して基礎の工程が完了
後日枠を解体して、上棟に向けて次の工事が始まってきます。
基礎完成後の工事
基礎工事が終わるとあらかじめ入れておいたスリーブを使い、屋外から床下に配管を繋ぐ工事と床下部分の配管を設置する工事を行い、完了後は上棟準備として、土台の設置工事を行って行きます。
完成に向けて骨組みを作る上棟や、内装・外装などの様々な工事を行って行きます。
日々安全作業で工事を行っております!



ワダハウジング和田製材株式会社
土岐市で丈夫な地盤改良と基礎のモデルハウスは
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢

初稿 2023.10.07
修稿 2026.04.30