2026.05.30
土岐市モデルハウスの造作工事の様子を紹介です!
工事現場の管理やメンテナンス等を担当する
工務課、植松達矢です。
注文住宅の工事についての事を
色々紹介しています。
・二級施工管理技士。
・福祉住環境コーディネーター2級。
住宅を建てる中で一番期間が長い造作工事。
棟梁を中心に職人達がどのような工事を行っているのかを紹介していきます。
◆構造補強と検査
上棟が終わると住宅を丈夫にする為、柱や梁に金物や面材などの取り付けを行って行きます。

柱と梁の間には柱頭柱脚金物、梁と梁の繋ぎ目には羽子板ボルトや短冊金物、住宅を支える力が多く掛かる所にはホールダウン金物や筋交いプレートなどを取り付けます。

外周面には強度を出す為の面材の板を、50㎜の釘で外周は100㎜・内周は200㎜の間隔で打ち付けて、住宅を強固な物にします。

金物と面材の設置完了後は構造の検査を行い、合格すると次の工事に進んで行きます。

金物工事と合わせて窓を取り付ける開口を作り、防水シートを敷いてから窓を設置。
上棟から2週間程でたくさんの職人達が入り、電気・水道などの住宅を形作る設備の取り付け準備を進めて行きます。

◆構造検査合格の合格後
内部では木下地等の工事、外部では住宅の外周に防水紙を貼り、順番に工事が進んで行きます。

防水紙が終わる頃には室内の壁断熱材を入れる工事の開始です。

断熱材のグラスウールを入れる工事では梱包にパンパンに詰まった密度の高いグラスウールを床から梁までの長さにカットして壁の柱と間柱の間に押し込み、住宅をぐるりと囲むように設置していきます。

グラスウールを外周に隙間なく入れてから防湿層になる透湿フィルムを後で貼る石こうボードで押さえられるように、柱や間柱の位置と調湿気密シートの繋ぎ目が30㎜は重なるように張り、押さえが効かない位置は気密を取る為にテープなどを使い隙間なく止め付けて行きます。

◆断熱工事が終わると
ムク床を貼る工事の開始です。
床工事では120㎜幅のムク床を1枚ずつ棟梁がボンドや細い釘を使い、ムク床同士の間に1㎜ほどのスペーサーを挟み、隙間を開けながら止め付けて行きます。

ムク床は木の特性で反りや伸縮をする事がある為、サネ(凹凸の加工)をかみ合わせながら床材同士の隙間を詰め過ぎずに、伸びて押し合わないように余幅を付けて固定。

合板フロアと比べると幅が狭い為、1階と2階を合わせて300枚ほどのムク床を止め付けて行く地道な作業になります。

貼り付けて行く途中で柱などが当たる場合は、壁に隠れるサイズで床材を切り欠いて当たらない様に止め付けて行きます。
ある程度ムク床が貼れると、養生材の固い段ボールを敷き傷が付かない様にして次の工事へ。

◆床工事が終わる頃
お風呂を組み立てる工事が入ります。
ユニットバスは現場に分割されたお風呂場の部品を運び込み土台から(下から順番に)組み立てて行きます。

初めは何もなかった空間に部材が組み立てられて、お風呂場が出来上がっていく雰囲気は第2の上棟のような感じです。
土台を作り一番大きい部材の浴槽を据えて、壁のフレームを組み立てると壁や天井の板を設置、最後に繋ぎ目などにコーキング(目地埋めのゴム材)の処理をして1日で組み立てて行きます。
◆間仕切り壁の工事開始

外周の断熱材を入れて透湿フィルムを貼った壁は、透湿フィルムを押さえるように石こうボードを貼り付けて柱や間柱などの木材に止め付けて行きます。
内周の壁は部屋の境目や建具に合わせ、45㎜×105㎜の木材などで下地を組み立てて石こうボードを貼っていきます。

壁がある程度組み終わる頃になると、給排水の配管や電線などの微調整をして間仕切り壁を作成します。
◆壁工事が終わると
天井工事、反りを少なくする為に細長いLVL(べニア)の下地を使用して天井の下地を組み立てて行きます。
尺規格の455㎜間隔に合わせて溝を掘った野縁受け40㎜×60㎜と、溝にはめ込む野縁40㎜×30㎜の材料を使い、部屋の天井高さに合わせて石こうボードを貼れるように井桁状に下地を作成していきます。

この時、照明などが付く位置には、下地材が器具に当たらない様に補強の開口枠を取り付けます。

今回は天井裏に収納がありましたので、荷重をかけても大丈夫な梁に吊り階段を固定しながら下地の中に組み込みました。

天井下地の組立て完了後はボードを貼る工事となり、組み立てた下地の間隔に合わせてボード材の長さや幅を微調整して貼り付けて行きます。

貼り付けが終わると各部屋のサイズ感がより感じやすくなります。

◆ボード工事が終わると
作り付け収納や棚板・幅木などの取り付け工事を行い、大まかな大工造作工事が完了です。

◆造作完了後
天井や壁の石こうボードに、コンセントやスイッチ・照明器具を付ける為の穴を開けて仕上げ工事に備えて行きます。

穴あけ後はキッチンの取り付けや室内左官の内装仕上げを行います。
その後は水道・照明器具や建具の取り付けを行い、工事中の埃を落とすクリーニングを行うと工事が完了になります。



ワダハウジング和田製材株式会社
土岐市モデルハウスの工事風景を紹介する
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢

初稿 2024.01.21
修稿 2026.05.30